Pro/Eの使いかた
抜き勾配(ドラフト)
側面に抜き勾配をつけます。
抜き勾配は樹脂の射出成型品や鋳物など、金型の空洞に液状材料を注入して製作する
ものに必要とされるものです。金型から固まった製品を取り出すときに、抜き勾配がなければ
製品スムーズに取り出すことが出来ません。
金型は通常2枚が合わさった状態で使われます。接合面をパーティングライン(PL)といいます。
3DモデルではこのPLを起点に抜き勾配を追加します。
Pro/E抜き勾配(ドラフト)作成の手順
?定義の開始
(あらかじめ抜き勾配をつけるフィーチャーを作っておきます。)
「ドラフトツール」アイコンを選択します。
?設定の定義
参照ボタンを押し、
ドラフトサーフェース、ドラフトヒンジ、抜き方向の順に指定します。
この例では円筒の側面をドラフトサーフェース、
天面をドラフトヒンジ、抜き方向に指定しました。
ドラフトサーフェースは抜き勾配をかけるサーフェース、
ドラフトヒンジは勾配の起点となる面やエッジなど、
抜き方向は角度をつける基準となる面やエッジです。実際の製品では、金型の抜き方向になります。
勾配の角度、方向を決めます。
?定義の終了
定義が済んだら「レ」ボタンを押します。
抜き勾配(ドラフト)の完成
?完成!
最終更新日: 2007-10-31 00:00:00