メンズシャツ型紙の書きかた
(自分用)男性用のシャツを型紙から自作しました。
このページでは、メンズシャツの型紙楽天 の作り方を解説しています。
下はこのページで製図する型紙と、実際に縫ったシャツです。
このページで製図した型紙は、こちらのページ
からダウンロードできます。
シャツの縫い方はこちらのページ
で紹介しています。
メンズシャツ型紙製図のしかた
一言で済ませると、「原型をなぞって製図する」です。
これではそっけなさすぎるので、製図の段階を順番に見てゆきましょう。
原型型紙を用意する
まずは原型を製図しておきます。いろいろな服の型紙を製図するときの、文字通りの原型になるので、自分用を作っておくと
長く使うことができます。
私の場合はCADが使えるので、引いた原型はPCの中にファイルしてあります。
文化式製図法で、原型を作成しました。こちらのページもご覧ください。
男性用原型製図のしかた
下の本は文化服飾学院の教科書で、男性用原型の作図方法が解説されています。
ちなみに、この本ではズボンの製図方法なども解説されています。
上の写真のズボンもこの本の製図方法をもとに型紙を製作、自作しています。
CADで型紙を製図する
あらかじめ製図しておいた原型を新規図面ファイルに置き、これをなぞって型紙を書いてゆきます。
水色が原型。原型はウェストより下がないので書き足します。
また、首回り、腕の付け根周り、ウェスト周りをそのまま作ると「ピッタリ」というかきついので、少し余裕を持たせて型紙を書き直します。
水色の原型をなぞって赤い色で後ろ身頃を製図しました。
後身頃は腕の付け根周りを20mm長く作りました。ウエストのダーツも細目に変更。
ウエストよりも下、お尻あたりまでシャツを伸ばしました。ヒップサイズを測っておいて、前身頃を合わせてヒップより余裕を持たせます。
一点鎖線で書いたラインがヒップの位置になります。
同様に前身頃も製図。首回りを片側15mm伸ばしました。腕の付け根も20mm伸ばしたので、後ろ身頃と合わせて40mm周長を増やしました。
袖の型紙の作りかたは文化式原型の作図法の本の中で解説されています。今回は腕の付け根周りを合計40mm延長したので、
元の袖の図を片側20mmずつ伸ばして調整しました。
途中に入っている線は、半袖を作るときの切断線です。
このほかに型補強の型紙と、スタンドカラーの型紙も製図しましたが、ここでの解説は省略。
実際の型紙を見てみたい方は、こちらのページ
から型紙をダウンロードしてみてください。PDF形式のファイルでダウンロードできます。
製図した型紙はプリンターで印刷し、糊で貼りあわせて完成です。
最終更新日: 2013-09-24 20:00:43