大腸カメラ検査体験談
生活に支障はないのだけど、時々脇腹に鈍痛を感じる。超音波検診では異常がないので、では大腸の中を見てみましょう、ということになり、大腸検診を受けてきました。
結果としてかなり辛い経験をしました。
体験談をお話しします。
検診の準備
大腸カメラはおしりの穴から
カメラ
楽天 を入れて、腸の内側の壁をみます。
なので、内容物(うんち)はすべて出しておかねばなりません。
3日前、2日前の就寝時に下剤を飲みます。
前日の朝食は消化の良いもの昼と夜は検査食というレトルト食品を食べ、寝る前に下剤を飲みました。
大腸検査食-昼
大腸検査食-晩
検査食は量が少なく、食べても空腹は満たされません。夕食を食べる前にお腹がぐうぐうなっていましたが、食べたあとも相変わらずなっていました。
お腹減ると何もできないので、早寝しました。
いよいよ当日の朝、腸管洗浄剤を飲みます。
腸管洗浄剤
最初に下剤を飲んでから、2リットルの腸管洗浄剤を1時間当たり1リットルのペースで少しづつ飲んでゆきます。
1リットル飲んだら、水を500cc飲みます。なのでお腹が張ってかなり辛く感じました。
しばらくすると、下から出てきます。座っているとなかなか便意を感じません。
飲んだら寝転んでいると出やすいみたいです。
何回もトイレに行くと、便がだんだん透明になってきます。
腸管洗浄剤を咲いて1.4リットル飲んで、透明な便が2回出たら飲むのをやめます。
胆汁の茶色い色が残っていても、透明ならOKだそうです。
2リットル飲んでもクリアできない場合は、それで終了。
吐いたり、気分が悪くなった場合は病院に連絡して指示を受けることになっています。
私の場合は1.4リットルで済みました。
私は体格のよい方ですが、誰でも同じ条件で飲むので、小柄な女性はもっと辛いかなと思います。
腸管洗浄剤は不味くて飲みにくく、胃がむかむかしました。たくさん飲むのでお腹が張りますが、飲み終えて下から出てしまうと気分も元に戻りました。
病院へ行くのにトイレ大丈夫かなと思ったのですが、腸管洗浄剤が全部出てしまえば便意も納まるので普通に電車に乗ってトイレに行かずに病院まで行くことが出来ました。
腸管洗浄剤の飲み始めは9時。飲み終えたのは10時半頃。11時過ぎには全部出てしまい、電車に乗る12時半には体調は元に戻っていました。
検診
病院に着き、受付を済ませたら、検査着に着替えます。
おしりに穴の開いた専用の使い捨てパンツをはき、浴衣風の検査着を着ます。上の下着はつけていても可。時計などは外しておきます。
腕に針を刺され、薬の入った注射器を付けられました。処置中に必要なら腸の蠕動を止めるためだそうです。
私の場合、前の人の検査が長引いたそうで、2時間も待ちました。
大きな病院なので、大腸検査専用の検査室がいくつもありました。
内科の先生とスタッフ3人ほどがおり、入るとベットに寝かされます。
膝を折って横向きに寝ると、先生がカメラを入れてゆきます。
最初は気持ち悪いですが、仕方ありません。
先生の言うには、帳の曲がる部分を通過するとき少し痛いですよとのこと。実際、曲がるところではちょっと痛かったです。
そ子までは良かったのですが...そのあとが激痛で意識朦朧とするほどでした。
先生曰く、腸の形が変だとのこと、「こりゃ困ったなぁ」と言っている先生の声を断片的に覚えていますが、呼吸できないほど痛くなったのでその辺よく覚えていません。
結局、カメラでの検査は中止になり、CTに変更ってことになりました。
カメラを抜かれて仰向けになってみると、スタッフの人、6人くらいにいつの間にか増えています。
そのあとは担架でCT室に移り、普通にCTを撮ってもらい、普通に検査を終えました。
私の場合、かなり特殊な腸の形をしていたのでしょうか?お腹切ったことないよね?と聞かれましたが、大腸とどこかが癒着していたのかもしれません。
その後、30分程寝て検査終了。
30分寝るのは検査中に注入した薬でふらふらするためだそうです。
その後着替えて帰りました。
検査結果
1週間後、再び病院に来て、結果を教えてもらいました。
CTで映像化された自分の大腸は驚くほど曲がっていました。とぐろを巻いている感じでグニャグニャでした。
先生のおっしゃるには、これでは普通のカメラは入れないとのことでした。特殊な曲がり安いカメラもあるのだそうで、次回検査することがあれば、このカメラを使うとのことでした。
肝心の鈍痛の原因なのですが、CTを見た限りでは悪いところはないため、異常なしということになりました。
大腸の形がおかしいので、蠕動するときに痛みが出るのかな?とのことで、経過観察することになりました。
最終更新日: 2019-06-25 08:37:03