和服(風)上衣の作りかた
袴の上に付ける上衣の作りかたです。袴に隠れる部分は見えないので作っていません。この服は金田一耕介のコスプレをするために作ったものです。
完成するとこんな感じになります。袴の作りかたは左のリンクをどうぞ。
上衣の型紙
直線ばかりなので型紙は作らず、下の図通りに布に線を引いてカットしました。
1480×2000の布で作れます。
サイズは男性Lサイズくらい。
図の上は身頃、その下が袖、一番下が衿合わせの部分になります。
袖と身頃の幅を変えることでサイズ調整できます。
作りかた
まず身頃をカットします。布を折って線を引き、カット。
長いので、特大のカッティングマット2枚並べました。
真ん中で折りたたんでいたものを広げ、折り目でカットして2枚にします。
分離した左右の身頃を、背中の部分で縫い合わせます。
これで身頃が出来ました
袖作り
次に袖をカットします。図の通りの大きさの四角に切り取ります。
これを身頃の左右真ん中に縫い付けます。上衣らしくなりましたね。
襟周り
こんどは衿の周りを作ってゆきます。
首回りの曲線部分は、縫い付ける時に突っ張らないように切り込みを入れます。
今回使った布は目が粗いので、ほつれ防止を目的にして伸び止めテープを貼りつけました。
衿袷部の長い布を切りだし、中に貼る接着芯も切って、貼りつけておきます。
これを身頃に縫い付けて...
折り返して縫い付ければ袷部分ができあがります。
あとは袖から脇にかけて縫い合わせて、袖口と裾を折って縫えば完成です。
上衣の完成
これで完成。下は袴と合わせましょう。
上衣の下にはスタンドカラーのシャツを着ています。
スタンドカラーのシャツは一般的ではないので、購入すると割高なのですが、普通のカッターシャツの襟を引っこ抜いてスタンドカラーにしてしまう手もあります。
自分で作る場合はこちらを参考にされてください。
最終更新日: 2017-02-02 09:17:33