自作温室の設計
温室を自作したくて、理想(に近い)の温室楽天 を設計しました。
以前書いた検討のページ、1 2 3
内容をふまえて、どのようにしたらよいか考えました。
自作温室の希望する性能
日常的な管理をほとんど必要とせず、自律的に室内温度が調整される。
日々の管理をしなくても、概ねうまく機能して、中の植物が枯れることはない。
電気等のエネルギーを必要としない
センサーをつけて、自動的に換気扇を回したり、ヒーターを入れたりという複雑なシステムを使わない。
概ね自律的に機能するが、低温が続く荒天時には管理するのは仕方がない。
簡単に言えば、単純で放置していても中の植物が枯れない温室を作りたい。
熱井戸のある温室
設計楽天 案1
普通の温室に熱井戸を設置する方法を考えました。能動的に温室と地下の熱を交換し、
温室の気温を安定させる方式です。
温室の中には水を満たした円筒、「熱井戸楽天 」を並べ、これで熱を交換します。
昼間は井戸内の水を循環させ、温室の熱を地下に逃がします。
夜は循環させなくても、自然に対流して温室内が温まります。循環のための電源は太陽電池で
まかなえば、自動的に昼だけ動いてくれます。
この案は個人で作るには規模が大きすぎますね。
半地下式温室
普通に半地下式の温室を作るのが、個人で作るのにはもっとも適していそうです。
下の写真がその候補地。
北側と西側が高さ1mくらいの崖になっている畑です。
足りない分はちょっと盛り土すれば良いので、手ごろな高さだと思います。
多分、半地下式なだけでは、気温変動を十分に抑えられないと思います。
足りない分は水甕を入れたり、普通のホースを地下20cmくらいのところに
這わせて水を循環させてみようかなと思っています。
温室作りに実際に着手するのは、まだずーっと先の予定。仕事をリタイヤしてから作る予定です。
温室の中にはランを置いたり、苗を育てたり、椅子を持ち込んで日向ぼっこしたりして
楽しもうと思っています。
最終更新日: 2017-01-18 09:53:03