竹の節抜き方法
割っていない長い竹の中にある節を打ち抜く方法を紹介します。
家庭菜園の支柱に2mほどの長さの太い竹を使っています。
夏野菜のトマト、キュウリや、冬野菜のエンドウなどを育てるには、この支柱が必須になります。
竹をそのまま立てて使うと、中空部分に雨水がたまったり、元々あった中の水分が抜けずに腐ったりします。
竹は乾燥すると収縮しますが、節の部分だけ縮むことが出来ず、この部分から縦に割れてしまいます。
ちょっとした道具があれば節を取り除くことができ、上のような不具合をなくすことが出来ます。ぜひお試しください。
我が家には「テツンボウ」と呼ばれる道具があります。直径3cmくらい、長さ1.5mほどの無垢の鉄の棒です。重さは10Kgくらい。かなり重いものです。
元々の用途は知らないのですが、祖父が鉄道の保線員をしていたので、多分鉄道関係のバールのような道具だと思います。
これの主な用途は細い穴掘り。重量があるので硬い庭土でもある程度の高さから落とすと穴が開きます。何度も落とし続けると、深さ40cmくらいの穴を簡単に明けることができます。
片端はまっすぐ尖っていますが、もう一方は微妙に曲がって尖っています。
鉄の棒を使って竹の節を抜く
この「テツンボウ」を使えば、竹の節も簡単に抜くことができます。
竹の端を重くて動かないものに押し当てておき、鉄棒を竹の内部へ勢いよく押し込みます。鉄の棒は重いので慣性があり、スコーンと簡単に節を打ち抜くことができます。
1回では小さな穴しか開かないので、何回も棒を抜き差しして、穴を広げておきます。これで穴あけ完了!簡単です。
節抜き用の道具
金属製の水道管を使っても穴を開けることができます。
先端がとがっていないのと、ちょっと軽いので、「テツンボウ」ほど簡単ではなく、多少力が必要なのですが、容易に入手できるのでお勧めです。
2mの竹に穴を明けるなら、3mくらいの水道管を用意しましょう。
私は使ったことがないのですが、竹の筒抜き刃という専用工具があるのを楽天でで見つけました。水道管より扱い易いと思います。竹の筒抜き刃楽天 ←その後品切れになったようです。
節のない竹は長持ちする
家庭菜園で使う竹は、基本的に節を抜いて使っていますが、忙しい時には抜かずにそのまま使ってしまいます。
抜いたものと抜かないものとでは、やはり耐久性に違いが出てきます。
抜いたものは、古くなっても縦に裂けず、腐りにくいです。
最終更新日: 2019-11-06 07:42:36