2、3年放置した梅の樹の剪定手順
庭の梅の木を剪定せずに放置していたら、大きくなりすぎたうえに実もあまり付かなくなってしまいました。
3年くらいかけて小さく整え、実が付くように戻そうと
剪定
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梅の木の剪定のしかたを紹介します。
梅の木は樹勢が強く、1年でも大きく育つので、放置するとすぐに大木になってしまいます。
数年間放置してしまった場合、一度に剪定して小さくすると樹が衰えてしまうので、
何年かかけて徐々に元の大きさに小さくしてゆきます。
剪定しなかった梅の木の形
何年も剪定をしなかった我が家の梅の木は下の図のような形になってしまいました。
同じ樹でも、枝同士は激しく生存競争をしています。
光を受けようとせめぎあいを続けるので、個々の枝は長く伸びてしまい、葉は長い枝の先端のほんの少ししか付きません。
枝同士は乱雑に交差し、たくさんの細長い枝が絡み合ってしまっています。
梅の樹一年目の剪定
まず最初の年は、余分な枝を間引きます。樹頂部の枝を重点的に減らして、樹冠内部に光が入るようにします。
下の図は葉も書いていますが、剪定の時期は冬ですから、葉はありません。
梅の剪定2年目
剪定後、次の秋頃には下の図のような状態になります。
樹の内部に日が入るようになったので、枝の根元のほうから新しい枝が伸び、葉をつけています
梅の剪定3年目以降
根元近くの枝が伸びてきたら、徒長した長枝の先端部を切り詰めてゆきます。
若い枝も伸びすぎたものは切り詰めます。
こうして何年かすれば樹はコンパクトな大きさに戻り、実もたくさん付くようになるでしょう。
枝の数を抑えてそれぞれの枝にまんべんなく日が当たるようにし、コンパクトに仕立てます。
長い枝の先にちょこっと葉の付く状態だったものを、短い枝にまんべんなく葉が付くようになおすと、
木も無理をして背伸びする必要がなくなり、実をたくさんつけるようになります。
腱鞘炎に注意しましょう
柿の木の枝は、他の果樹に比べて硬いです。なのでハサミで切るときも他より力が必要です。
数本の樹であれば問題ありませんが、たくさんの樹をいっぺんに剪定すると腕が疲れます。
切りすぎてうっかり腱鞘炎になるところでした。計画的に剪定して、間隔を開けながら切るようにするとよいでしょう。
最終更新日: 2019-11-06 07:29:19