備中鍬の補修方法
柄の折れてしまった鍬の修理方法と、長持ちする保管の方法について解説しています。
ソラマメの種まき準備のために備中鍬楽天 を使って畑を耕していたら、鍬の柄の接合部がポッキリと折れてしまいました。前日の雨で土が重くなっていたところを強引に使ったので壊れてしまったのです。
鍬の修理方法
種まきは今日のうちにする予定なので、さっそく修理することにしました。
鍬の構造は簡単で、鉄製の刃についている四角い穴に先端の四角い棒を押し込み、鉄製のクサビで棒を固定するだけ。
折れた部分を切り取り、クサビを入れる溝を切って修理しました。
平鍬も修理しました
平鍬も同じ個所で壊れたので修理しました。
こちらは接続部の構造が違うので、修理できないかなと思い、新しい柄を購入して付け替えました。
こちらはボルトを外して取り換えるだけで交換できました。
古い鍬の柄は、断面が楕円で握りやすいのに対し、新しい柄は丸く、ザラザラしています。
鍬に関しては、昔のもののほうが品質が良いと感じます。今は重要な農機具でなくなったし、農業自体衰退しているので仕方ないことなのでしょうか。
交換して気が付いたのですが、上の構造の鍬も木部の修理で対応できることがわかりました。
下の図の要領で加工すればうまく修理できそうです。とりあえず古い柄を保管しておいて、次に補修するときに直してみたいと思っています。
鍬の保管方法
備中鍬に限らず、鍬はこの結合部分が最も傷みやすいです。大体ここが割れたり、木が腐食してぐらぐらしてきたりします。
鍬を長持ちさせるには、使用後、よく土を落として、刃を上にして保存します。
刃を下にして地面に置くとすわりがよいのでついついその姿勢で保管してしまいますが、これはあまりよくありません。
鉄の歯や、柄の接合部分が地面に触れるので、早く腐食してしまいます。
我が家には、農機具楽天 の保管庫があって、上のほうに横棒が渡してあり、その棒へ鍬を引っ掛けて保管するようになっています。
こうして保管すれば鍬が湿らず、長持ちしますね。
最終更新日: 2019-05-31 07:21:38