テーブルソーの安全な使いかた
テーブルソーとは、電動丸ノコをテーブル上に固定して、カットする材料を滑らせて加工する工具のことです。
丸ノコに比べ、長い材料を正確にカットするのに向いています。
言い換えると、丸鋸は板の長さを変えるのが得意、
テーブルソー
楽天 は板の幅を変えるのが得意です。
普通の丸ノコは材料を固定して、ノコギリを移動させますが、テーブルソーはその逆になります。
テーブルの下から歯が出ていて、材料を歯に沿って滑らせて切ります。
丸ノコに比べれば安全な工具かもしれませんが、油断すると大怪我しますので、十分に注意して使う必要があります。
テーブルソーの標準的な使いかた
下の図のように使うのが標準的な使い方です。ガイドを回転歯に平行にして間隔を調整し、ガイドに沿って材料を送り込めば、正確な幅の木材がカットできます。
テーブルソーの危険な使いかた
危険な使い方は、下のように使う場合です。
危険というと、歯ばかりが気になりますが、こういうカットをすると、切った木片がものすごい勢いで飛び出します。正面に立っていればお腹に刺さってしまいます(本当に刺さります)。
なぜ飛び出すかというと、下の図のように、回転する歯とガイドの間に木片が挟まって、こじれるためです。
縦に長ければこじれませんが、横に長いと大変危険です。気をつけましょう。
安全に切る方法
ではこういった場合に安全に切るにはどうしたら良いでしょうか?
簡単なジグを作って対応します。
木工ではいろいろな冶具を考えることも楽しみの一つです。
上の図はガイドに木片を貼って冶具にしているものです。木片にあててかっと寸法を決めて滑らせてゆきますが、
木片は歯の部分にはないので、カット後は隙間が出来てこじれることはありません。
テーブルソーは、カットをする前に、切りかたが安全かどうか、どのように切れば安全かを考えてから使いましょう。
最終更新日: 2019-04-03 08:36:10