盛夏用涼感パンツを作りました
前回はノータックパンツの型紙を製図して、初めてのパンツを自作してみました。
メンズパンツの型紙製図と作りかた
今回はこの型紙楽天 を応用してオリジナルデザインのズボンを作ってみました。
名付けて「2重パンツ」です。
メンズパンツのデザイン
ノータックのパンツを作って感じたことは、お尻の辺りが少しきつい
ということです。タックを入れてゆったりとさせればよいのですが、
タックが入ると今度はラインが崩れてしまいます。
今回はノータックパンツの上に半ズボンを穿くようなデザインで作ってみました。
このデザインの狙いは、穿き心地と涼感です。
ノータックパンツの上に一回り大き目の半ズボンを穿くことでお尻の辺りをゆったりさせます。
もちろん、そのままではノータックパンツが締め付けますから、こちらにはスリットを入れます。
スリットを入れたことで、2つのパンツの隙間からお尻周りへ外気が入るようになり、涼しく感じるはずです。
パンツの型紙作り
先日のノータックパンツの型紙を元に、製図しました。
半ズボンは腰の部分でノータックパンツと同寸とし、下がるにつれて緩やかに広がるよう型紙を作りました。
下の図の赤が半ズボンです。青は前回作った物と同じ型紙
ノータックパンツの方は、スリットを図のように追記してカットします。
スリットは半ズボンからはみ出さないようにするのがポイント。
パンツの縫い方
二つのパンツを別々に縫い、腰の部分で縫い合わせます。
2つを別々に穿くというデザインもありえますが、脱いだりするのが煩瑣だし、
ノータックパンツ側にスリットを入れられません。
完成した2重パンツ
完成しました、ちょっとユニークな外観ですね。
予想通り涼しいです。私は男なのでわかりませんが、ミニスカートを
穿いた女性はこんな感じで股間に風を感じるのかな?と思いました。
布生地は麻なので、いっそう涼しく感じます。但し、色の選択はちょっと
失敗でしたね。こういう薄緑色のズボンは工場勤務のおじさんがよく穿いている
作業ズボンによくあります。
出来上がったパンツを穿いて町を歩いて初めて気がつきました。
今度は薄地のデニムで作ってみようと思います。
デザイン上の他の狙い
薄くて透け気味の生地を使ってズボンを自作するときにも、このデザインは有効かなと思います。
いくら男でも、下着が透けるのは失礼ですから、この部分だけ2重構造になったズボンにすれば、
薄地で涼しいズボンが作れそうです。
最終更新日: 2013-04-13 18:13:43