雑草マルチで畑の雑草抑制
家庭菜園といえども、畑の土作りは重要です。なるべく化学肥料を使わず、
病気、連作障害の出にくい野菜を作るには、まず、土を作ることが始める必要があります。
前作が終わって、次の作物を植えるまでに時間があるとき、畑に何も作らない時間が出来てしまいます。
小松菜など収穫までの期間が短い作物を挟むのも良いですが、思い切って畑を休ませ、
地力を回復させることも良いことだと思います。
雑草マルチで畑の雑草予防と土作り
写真はとうもろこしを作っていた畑の区画です。白菜をこの後作るつもりですが、
しばらく時間が空くので、以前刈り取った雑草を厚く敷き、養生しておくことにしました。
枯れ草が太陽光をさえぎって新たな雑草が生えにくくなりますし、
枯れ草自体が腐って畑を良くしてくれます。雑草は一度積み上げて尿素を加え、醗酵させておくと、
含まれていた種が発酵熱で死んでくれます。
再度この畑を使うときは、雑草をどかすか、雑草ごと耕して畑の中に埋め込んでしまいます。
このとうもろこし畑は、このまま不起耕の状態で作付けをしようと思っています。
雑草を土中に混ぜ込まなくても、畑にミミズなどが入ってきて掻き混ぜてくれるので、
十分な地力回復効果があると思います。
雑草マルチの注意点
気をつけているのは蛇です。普通の蛇は人間が近づけば逃げてくれますが、マムシは逃げないのでうっかり手を出すと噛まれてしまい、危険です。
普通に土むき出しの畑なら見つけやすいし、エサもないのでマムシも入ってこないでしょう。
雑草を敷いておくと隠れ場所になるうえ、小動物も入ってくると思われるので遭遇する危険が増えるのではと危惧しています。
とはいっても今までに1度も畑の中で出会ったことはありませんが。
敷いた草は、土に埋め込まないようにした方が良いようです。未完熟な堆肥を入れると作物に障害が出ることはよく言われています。
雑草マルチをする場合は、むしろ耕さず、不起耕栽培にした方が成績もよく、かつ省力化できると考えています。
その後の栽培
2011年11月の様子。白菜がだいぶ大きくなりました。
2012年7月の様子。白菜の後、雑草と敷いて再び養生させてから小豆を栽培しています。
敷き詰める雑草は、種のできる前の物が、やはり良いです。畔に生えてきたものを刈り取って、しばらく放置、
枯れて軽くなったものを運び込みます。
雑草の中にはツユクサのように水分を茎にたくさん含んでいてなかなか枯れず、地面に触れると再び根を生やす厄介なものもあります。ツユクサは雑草マルチの一番上に置いておくと、根が生えずにやがて枯れます。
最終更新日: 2019-06-13 14:57:06