簡単で作りやすい養蜂箱の試作
(こちら)
のページで初心者用の巣箱の作り方を紹介しましたが、実際に自分で作ってみました。
日本ミツバチ巣箱の材料確保と値段
まずは、木取り図を持ってホームセンターへ。
1×6材-5本、1×4材-1本を購入して、カットコーナーに行き、木取り図を渡してカットしてもらいました。
他に購入したものは、針金(亜鉛めっきφ0.7mm)、又釘(19mm)、コーススレッド(38mm)です。
木材:3168円
カット代:540円
その他:1926円 でした。
日本ミツバチ巣箱材料の確認
家に帰ったらカットした木材楽天 を長さごとに仕分けして、図面通りにカットされているか確認します。
私の場合...なんと!232mmの材1本がが222mmで出来てしまっていました!
これは残材をカットして、232mmの材を作り、事なきを得ました。
底箱の組み立て
それでは、順番に組み立ててゆきます。
まずは底箱。
材料は(こちら)の底箱1,2,3,4です。
「底箱1」に端から30mmの線を引きました。30-19mmが巣門の高さになるので、
この場合の巣門の高さは11mmになります。
「底箱1」に「底箱2」を線に沿ってネジ止めしました。
ネジは長さ38mmで板厚も合計38mmなので、丁度ピッタリでネジが飛び出しません。釘を使う場合も
38mmを使いましょう。
二つ作ります
この二つを「底箱3」、「底箱4」で結合したら、底箱完成。
底板3枚を載せてみました。
巣箱-重箱部分の組み立て
次に重箱を組み立てます。
「最小限の工具で作れる巣箱楽天 」のはずですが、今回はボール盤で「重箱1」に下穴を開けさせていただきました。
写真のようにジグを使えば短時間で空けられます。下穴を開けておくと、ネジ止め作業がスムーズになるので
ボール版があれば下穴を開けることをお勧めします。
「重箱1」、「重箱2」の真ん中に又釘を金槌で打ち込みます。これは針金を固定するためのもの。
位置は「大体」で十分です。
打ち損じて変形してしまっても、落ち込まず進めましょう。
重箱1と重箱2をネジでとめてゆきます。重箱2は重箱1から、19mmはり出した位置で固定します。
これは、ネジや釘を打ち込むときに、木が割れてしまわないための「余裕」です。丁度板厚と同じなので、
下の写真のように添え木をして位置を決めてあげればスムーズに作業できます。
組み立てるときは、先ほど打ち込んだ又釘が内側になるよう気をつけます。
これで重箱が出来ました。
巣箱の蓋の組み立て
最後に蓋を作ります。これは蓋1と蓋2を下の写真のように重ねてネジ止めするだけ。
針金を張る
最後に重箱の中に巣落下防止のための針金を張ります。
この作業にはニッパーやペンチなどの針金を切断する道具が必要です。
針金は、銅は有毒なので不可。紐はミツバチに噛みきられます。
作業中、針金の端がブラブラするので、目を突かないように十分注意しましょう。
はい、これでトンカチ巣箱巣完成です。
吉田式巣箱と並べてみましたが、だいぶ大きいです。重箱は4段で十分かなと思ったのですが、
4つだと材木の残材がたくさん出てしまうので、5段にしました。
日本ミツバチ巣箱作りに必要な工具
今回使った工具は、
ボール盤、曲尺、電動ドリル、金槌、ペンチ(ノコギリ)でした。
最小限、曲尺、金槌、ペンチで作ることが出来るでしょう。
制作費は合計で5634円。結構高くなってしまいました。
作業時間は、ホームセンターの買い物を除き、組み立て2時間、針金張り1時間ほど。
時間的にはかなり早くできると思います。
最終更新日: 2016-12-28 10:45:18