竹を枯らす方法、管理方法
我が家の裏には小さな竹やぶがあって、時々切り出し、園芸資材として重宝に使っています。
しかし、竹は厄介者。管理を怠ると根が広がってゆき、放置するとそこらじゅうが竹やぶ化してしまいます。
全国的に竹藪の面積が広がす傾向があって、木が減ってしまい、問題になっているようですね。
竹の枯らし方、駆除の方法
現代農業という雑誌に紹介されていた方法です。
「竹を根元から切らずに1mくらいの高さから切る」これだけ。こうすると、根まで枯れます。
写真奥の竹は枯れました。しかし、手前の竹は枯れていませんね。
よく見てみると、葉っぱの付いている部分から下は枯れていないのでした。
葉があれば養分が行き来して枯れないわけです。さっそく葉をむしりとっておきました。これで枯れるでしょう。途中で切るだけでなく、葉も取るか、葉の出ている節の下で切ればうまくいくことがわかりました。
先端に葉がないと、栄養分が作られません。水分が葉から蒸発するために、根から水分が上がってきますが、葉がないと水を吸い上げることが出来ません。
竹の根まで枯らす
このように切った竹を放置しておくと、下の写真のようになります。力を加えなくても、枯れた竹は根元から抜けてしまいます。
もし、この竹を根元から切っていたら...根の部分は枯れないので、歩いていると足を取られてしまい、危険です。
また、新たな竹が、根から生えてくる可能性もあります。竹は根まで枯らしておくに越したことはないです。
春に芽を出した竹を駆除する方法
上はすでに成長した竹を枯らす方法ですが、春に芽吹いた竹は別の方法でうまく駆除できます。
5月ころ、タケノコが育って、3mくらいまで伸びたところを見計らって、途中から切ります。
この頃の竹はまだ柔らかいので、手で持って揺らすと、途中でポキリと折れてくれます。道具を使わずに切れます。
重要なのは折る時期です。早すぎると後から補充のタケノコがたくさん出てきてしまうため、再び折る作業をする羽目になります。
タケノコの出る時期を過ぎて、かつ成長しきらないタイミングを見計らって折ると、最も作業効率が上がります。
地上に残っている部分はまだ柔らかいので、放置しておいてもすぐに腐ってくれます。
竹の保存方法
竹はたくさん取れるのでなにも考えず、そのまま利用していましたが、最近は切った後、灰を塗っておくことにしています。
そのままだと、竹の内部の水分が外へ出ず、腐ったり虫が入りやすくなります。
灰のアルカリ成分で竹表面の油を取り除くと内部の水分が外に出るようになり、乾燥して長持ちします。
方法は、灰に水を混ぜて泥状にし、ゴム手袋ですくい取って、竹にこすりつける。ふき取りは面倒なのでそのまま保管。
適当な方法ですが、かなり効果があります。油抜きはバーナーであぶって布でふき取ったり、煮たりする方法もあります。
採った竹は小屋の軒下に作った保管棚において保存しています。この小屋楽天 は竹藪の近くにあるので、移動の手間が省けます。以前は家まで結構な距離を運んでいました。
竹の伐採時期
本やネットで調べてみると、秋口から冬の間(年を越す前)って書いてある場合があります。
私の場合は、冬に採っています。
なぜかというと...周りの木の葉が落ちて採りやすいからと安全性の面からです。
暖かい間はマムシが出るし、オオスズメバチも出ます。暖かい間にはあまり竹やぶに近づかない方が得策です。
竹藪ではオオスズメバチの巣に注意
秋はオオスズメバチの活動シーズンなので、竹やぶにはあまり近づかないことが賢明です。
オオスズメバチは、好んで竹やぶの地中に巣を作ります。竹の根が地中を這っているので、巣を作りやすいのかもしれませんね。竹やぶを歩いていて、オオスズメバチがカチカチという音を立てながら
近づいてきたら...これは警告なので静かに逃げましょう。
警告の後は集団で襲いかかってきます。用がないであれば、竹やぶには近づかないことです。
最終更新日: 2019-03-04 08:16:31