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畑の土壌改良-過湿対策

昔田んぼだったところを畑として利用しています。雨が降ると水が抜けにくく、何日も泥んこになってしまって管理がしにくいです。
作物も水の中で腐ってしまったりしてうまくできない場合があります。
畑の土

じゃがいもは水分が多いと急に膨らむので割れてしまいます。さつまいもは腐ってしまいます。スイカもうまくできませんでした。
そこで排水が良くなるように穴を開けてみることにしました。

畑に穴を開ける方法

こんな穴あけ機を購入しました。
穴明機 らせん部分

ハンドルを回すと螺旋が地面に潜っていきます。ある程度潜ったらまっすぐ引き抜くと土が抜き取れます。何度も繰り返すと深い穴が空きます。
ハンドルギリギリまで掘ると、大体6、70cmぐらいの深さまで掘れます。
掘った穴


穴を開ければ水は抜けるか?

畑の地下に水を通さない層があり、地表の水はこの層に阻まれて浸透できないために溜まっているのではいるのではと想像しています。
実際水田として長く利用している土地にはそういった水を通さない層が出来るのだそうです。
この層を貫く穴を掘れば、地表の水は地下の水を通す層まで落ちることができます。

穴を開けてみた結果

畝のあいだに1m間隔ぐらいで穴を開けてみたところ、となりの畝よりも乾燥が早く、確かに効果はあります。
穴を開けた畑

ただ想像したように不透水層を貫いたかというとこれは疑問です。穴の底の方には水が溜まっています。
水のたまった穴

なので水を通す層まで貫通しているとはいえないようです。もちろんこれは想像なので、地下のある一定の深さ以降は全て水を通さないしそうになっているのかもしれません。
いずれにしろ何もしないより効果はあるので、時間を見つけて穴をたくさん開けてしまおうと思っています。

穴を埋めない対策

せっかく開けた穴も放置しておいたら埋まってしまいます。別の場所から砂を持ってきて充填しようかとも思いましたが、節をくりぬいた竹を入れてみることにしました。
竹はいずれ腐ってしまいますが、おそらく10年くらいは持つでしょう。毎年新たな穴を追加して穴だらけにしてしまえば、かなりの効果がありそうです。
青竹 竹を入れた穴


他の方法

最も一般的で普通にされているのは、畝をたてることですね。普通の畑でも行われています。畝を作る利点は、排水以外にもあるそうです。
高畝(普通よりも高い畝)にすればかなり効果があります。でも、毎回高畝作るのって労力いるのです。特にいつも湿っている畑は土が重くて作業が大変。
過湿対策で一番効果があるのは、暗渠を入れることです。深い溝を掘って穴の空いたパイプを通します。
パイプは僅かに傾斜をつけておき、端を畑の外に出るようにしておけば水は勝手に抜けてくれます。
この方法は大規模なので重機のない個人にはちょっと難しそうです。また、一時的にせよ畑全体が使えなくなってしまいます。
水を外に出すには、畑の下に用水路がないと難しいでしょう。埋めたパイプは、いずれ泥が詰まって水水を通さなくなってしまいます。
小さな穴をたくさん掘る方法は、水を抜く効率としては悪いと思うのですが、短時間で、作物の邪魔をすることなく作業できます。何年かこの方法を続けてみて、効果を確認してみたいと思っています。

最終更新日: 2021-05-12 10:33:14

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