笹の侵入した放棄耕作地の開墾
昔畑だった場所をを放置していたら、樹や笹のはびこる状態にまで荒れてしまいました。
何年かかけて木を伐採し笹の根を根絶してやっと畑に戻しました。
左は放棄耕作地状態の頃。 右は開墾して畑に戻した状態。
厄介な笹を退治して畑を開墾する方法を書きます。
笹ががはびこると元に戻すのはは難しい
笹が茂るとと大量の地下茎が地面の中に入り込みます。
笹の地下茎はとても硬く、耕運機の刃がなかなか入らないため、機械で耕すことが難しくなります。
また、笹以外にもススキとか手強い多年生の雑草が大量に生えているので、急いで畑に戻すのではなく数年かけて開墾することにしました。
まずは草を刈ります。草が伸びてきたらそのたびにこまめに刈り続けると、やがて草の勢いは弱くなってきます。
背の高さほどにまで成長すると、草刈り機を使っても重労働ですが、こまめに刈って、小さいうちに刈れば、労力はとても小さくなります。
草刈り中
多年草も次第に体力を失い、地下にはびこった根も少なくなってきます。
草刈りと並行してススキなどの大型の雑草には除草剤をかけて枯らしていきました。
継続して草刈りした状態
笹にも除草剤は有効ですが、竹や笹などのイネ科植物は、他の雑草ほどは効き目がありません。
また、一面にはびこっているので、大量の除草剤が必要になります。
ですので笹には使わず、こまめに葉を刈ることで光合成を邪魔し、弱らせる作戦にしました。
刈りこんだ笹。外見上笹は見えないけど、地下には大量の根が残っている。
3年ほど草刈を続けたら大分勢いが弱まったので、耕運機を入れて根をを切りました。
茅などの根は耕運機でも切断することができますが、笹の根は弱っているとはいえ強いので、何回も耕運機を入れてやっと切ることができました。
それでもダメな場所は、スコップを土に差し込み笹の根を短く切ってから耕運機をかけるようにしました。
耕運後、大量の根が出てきた
だいぶ時間がかかりましたが、三年目で畑に戻すことができました。
生えてきた木は、5年前に切ったのですが、大きな木の切り株はまだ腐りきっていません。
これらは放置して自然に腐るのを待とうと思っています。
重機を使う方法
私の持っている耕運機はテーラー、しかもかなり小型のものなので力が弱く、笹の根を切るのが困難でしたが、力の強い大きな耕運機を用いれば作業はもっと楽になると思われます。
力が強いのは良いのですが、無理に作業すると機械の歯が負けて曲がってしまうというトラブルも多いそうです。
ユンボで掘り返すという手もあると思います。ユンボで根を短く切ってから耕運機を入れるとスムーズに作業出来そうです。
最終更新日: 2020-01-06 08:02:28