整理棚の自作方法
ホームセンターで売っている材料をカットしてもらって、整理棚を作りました。比較的簡単にできたので紹介します。
見栄えはいま一つですが、売っているものよりも安くがっしりした耐久性のある棚が作れます。
1.8m×0.9mサイズがお得
ホームセンターで販売している、「ツーバイ材」といわれる木材は、長さ1820mmが標準です。
柱材にこの材をそのまま使い、棚板は半分の900㎜に切って使えば、ほとんど残材の出ない、割安な棚を作ることが出来ます。
今回は小口寸法が19×89㎜の1×4材、7本と19×140mmの1×6材、10本を使って作りました。
費用は11000円ほどです。
製作手順
設計、購入・カット、組み立ての順で作業しました。
整理棚の設計
整理棚の設計楽天 には三次元 CADを使っています。Fusion360というフリーソフトです。これは仕事で使わなければ無償で使うことができます。
三次元 CAD の良いところは一旦寸法を決めてモデルを作ってからその後でも寸法を変えられるところです。
モデルを作ったのち、木取り図を作ります。木取り図というのは所定の木材楽天 から必要な寸法の木を取り出す図面です。
木取り図から残材の量を調べ、残材が少なくなるようにモデルを作り直すという作業を何回か繰り返すとで最も残材の少ない、効率なサイズの棚を設計することができます。
購入とカット
木取り図から必要な木材の量とカット寸法がわかるので、これをもってホームセンター出かけます。
ホームセンターではカットサービスをしてくれるところがほとんどで、正確に切ってくれるので、いつも利用しています。1回のカットにつき50円かかるので、
同じ寸法の木材はすべて一度に切るようにします。木取り図があればカット順序も簡単に指示できます。
組み立て
材料の準備ができたのでいよいよ組み立てをします。使う道具は電動ドリル鉛筆巻尺などです。
木材を止めるコーススレッドは板厚の2倍、38mm のものを使いました。
まず柱になる4本の木を並べて印をつけます。次に印に沿って横板を並べて固定します。固定する時には直角が出ていることに注意します。
これで側面の構造ができました合計二つ作ります。
次に棚板を順番に取り付けていきます最初は不安定なので一番上と一番下に一枚ずつ取り付けてその後順番に取り付けていきます。
まとめ
この棚は整理棚は玄関におくために作りました。
靴を入れていた棚がが古くなってボロボロになってしまったのでその代わりに作りました。
古い棚はべニア板を使っていたので、年月が経つうちに接着剤が剥がれて崩壊してしまいました。
靴を入れるにしては棚の間隔が開いていて、そのままだと隙間だらけになってしまうのですが、棚の数を増やすと材料代もかかるのでこの間隔にしました。
靴を箱に入れて重ねれば無駄なく収納できるかなと思います。
幅は900ミリなのですが、家の寸法の基本サイズも大体900ミリなので他の場所に置くにもこの幅は良いと思います。
ツーバイフォー材には長さ1.8mの他に2.4mのサイズもあるのでもっと背の高い棚を作るときはそのサイズを用いるのも良いかもしれません。
ただワンバイフォー材で2.4mは多分ないんじゃないかなと思います。
最終更新日: 2018-04-26 04:47:01