種まき時期をシフトしてトウモロコシ栽培
自家製のトウモロコシは甘くて大好きなのですが、好きだからといってたくさん作ると、一度にたくさんできてしまい、食べきれません。
そこで、種まきを3回にずらして行い、長期間収穫しようと試みました。
結論を先に言うと、期待していたほど好結果は得られませんでした。早く蒔いたもの、遅く蒔いたものはいま一つの成績です。
種まきから収穫までの期間
タキイ種苗で販売している、カクテル84EXという早生品種を育てまました。
メーカーの説明によると、
従来のバイカラー種より粒皮がやわらかく、甘みがレベルアップした中早生種。
粒の並びが整い、穂先までよく着粒し、先端不稔が極めて少ない。
中間地のマルチ栽培では、播種後84日程度で収穫ができる。
平均穂重 400g
熟期:84日
だそうです。
今年(2017年)に3回に分けて育てたタイムテーブルは下記のようになります。
1回目は時期が早いので、種まきしたポットを育苗器に入れました。
どの回も、種まき後2週間ほどで定植できる大きさに成長しました。
種まきから収穫までの日数は、
1回目:85日
2回目:81日
3回目:77日
メーカーの言うには84日ですが...まあこんな感じでしょう。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
1回目 | 22種まき 26発芽 | 9定植 | 16収穫 |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
2回目 | 1種まき 7発芽 14定植 | 21収穫 |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
3回目 | 16種まき 21発芽 29定植 | 1収穫 |
トウモロコシの栽培過程写真
種まき
発芽
定植
生育中
穂が出る
収穫したトウモロコシ
発芽率の変化
驚いたのは発芽率の変化です。
1回目:50%
2回目:90%
3回目:30%
野菜は適期に蒔くのが重要といいますが、本当に重要なのですね。これにはかなり驚きました。
種の袋を読むと種まきの適期が載っていますが、以前からあてにならないなぁと感じていました。
品種を変えるか、環境を変えてみる
今年は種まきの時期を少しずつシフトして長期間とうもろこしの収穫を楽しもうと思っていたのですが...
異なる品種をそれぞれの適期に種まきする方法もありそうですね。トウモロコシの品種にも早生と晩生の品種があるので、これを組み合わせて収穫をずらすのもよさそうです。
種まき後の温度管理を改善することも考えてみます。育苗器では、水を与えすぎて加湿になっていたように思えます。3回目の種まきは、ポットを日向に置いていました。日陰に置けば結果は違っていたかもしれません。
いずれにしろ、来年の栽培が楽しみです。
2018年の栽培
今年も結局同じ品種(カクテル84EX)を4月18日、29日、5月18日に蒔きました。
去年は3回目の発芽率が悪かったので前倒しする予定だったのですが、予定日(8日)に雨が降り、その後旅行に出かけたので、去年と同じになってしまいました。今年は気温が高いので、全体的にもう少し早くよかったかもしれません。
最終更新日: 2019-05-27 08:16:00