北朝鮮の電磁パルス(EMP)攻撃からデータを守る方法
まさか実際には起こらないと思うのですが、実際に攻撃されて大切なデータを失ってしまったら取り返しがつかないので、ハードディスクの電子データを守る対策をしておきました。
電磁パルス(EMP)攻撃とはなにか
核爆弾を大気圏外で爆発(高高度核爆発Wikipedia)させると、広い範囲で強力な電磁パルスが発生します。
この電磁パルス楽天 が発生すると、広い範囲で雷が落ちたような状況になり、電子機器が故障してしまいます。
核兵器を地上に落とすより技術的に容易で、広範囲に被害を及ぼすことができます。ちなみに人体に直接危害を加えることはできないようです。しかし、社会インフラが損なわれるので、多大な被害が出ると考えられています。
この攻撃が実際の戦争で使われたことはないのですが、最近北朝鮮が頻繁に「ロフテッド軌道」で高い高度にミサイルを発射しているので、不気味ですよね。
電子機器を守る方法
電子機器につながっている配線、電源やLANケーブル、マウスやキーボードの信号線など、電気の通る長いものは全てアンテナとして機能します。
電磁パルスが起きると、こうした線がアンテナとなり、電磁パルスを受信して強い電流が生じます。これが電子機器の内部に入ってゆくことで故障してしまいます。
対策するには、電子機器からケーブルを取り外し、さらに電磁波を通さないシールドの中に入れればよいことになります。
ハードディスクをシールドに入れてデータを守る
PCなど買い替えで対応できるものはともかく、購入できないデータだけは何としても守ろうと思い、外付けのバックアップHDDだけをシールドに入れることにしました。
シールドといっても、ただの缶を使いました。家にあった貯蔵缶です。本来の用途は米や雑穀などを入れるための貯蔵缶楽天 。
倉庫に転がっていたのを見つけ、手ごろな大きさなので使うことにしました。
これに外付けHDDを入れ、ふたを閉めて対策完了。
簡単すぎてちょっと不安ですね。
シールド性能の確認
不安なので、本当に電磁波を遮蔽できているか、確認してみました。
方法は簡単。スマホ(またはガラケー)を缶に入れてふたをする。中のスマホに電話をかける。
「電源が入っていないか、電波の届かないところにいます」とアナウンスが帰ってきたら成功。
スマホの電波も電磁波ですから、受信できないということは、遮断されているということです。
データのバックアップ
デジカメで撮影した写真やPCで作成した文書などのデータは2重にバックアップして厳重に管理しています。
パソコンやその他の機器は失っても買いなおすことができますが、個人データは失ったら2度と戻ってきません。なので極力失わないように気を付けています。
バックアップ専用の外付けHDD2台を使っています。一台は常にPCに接続しておき、6時間ごとに自動でPC内のデータをバックアップしています。
PCが突然壊れても、失うのはこの6時間分のデータだけで済みます。
しかしこれだけでは安心できません。家が火事などになってしまったら、PCもバックアップデータも一緒に消えてしまいます。
そこで、バックアップHDD楽天 をもう1台用意しておき、3か月ごとに交換することにしました。予備のHDDは別の建物に保管しています。
今回対策したのは、この保管中のHDDになります。
最終更新日: 2018-12-11 09:30:39