フラワースタンドの自作
植木鉢を載せる台、プランター台、ガーデニングスタンド、フラワーラック、プランター楽天 スタンド、
園芸棚などと呼ばれるようですが、要するに植木鉢を並べる台です。木工作で作りました。作りかたを紹介します。
下の図左が設計した3Dモデル、右が完成したフラワースタンドです。
フラワースタンドの構想
いままではコンクリートの上に植木鉢を直接置いていたのですが、やはり地面からの照り返しが強いようで、植物がダメージを受けていました。
水をやるとコンクリートの上に水が流れてちょっと見苦しい。
真夏は遮光をしてあげたいのだけれど、遮光ネットを掛ける骨組みがないとかけられない。
こんな不便を感じていたのです。
そこで、木工で階段状のスタンド、受け皿を置いて水を落とさない、遮光ネットを掛ける骨組みも一体化した構造、のものを作ることにしました。
設計楽天 は3D-CADを使い、寸法を操作しながら、最も残材の少ないサイズに調整しました。
受け皿には100均で売っているプランター用の受け皿を使うことにして、寸法を測り、ちょうど台に乗るようにしています。
材料
ホームセンターで売っている1×4材が一番お買い得なのでこれを使うことで設計しました。厚み19mm、幅89㎜、長さ1820㎜の規格材です。
幅は広すぎるので縦に半分に切って使っています。
図面
完成した図面が下です。
上の真ん中が正面から見た図。上左は中央断面、上右は側面。中央下は下から見た図。
左下は受け皿を載せた状態の斜めから見た図です。
右下は木取図。1×4材5本を図の寸法でカットして組み立てると、1つのフラワースタンド楽天 が完成します。
組み立て手順
購入してきた木材を図面楽天 通りの長さに切ります。
テーブルソーを使って縦半分に切ります。
一度に2台分作るので10本の1×4材をカットして所定の部材を切り出しました。
この部材を組み合わせて側面の形状を作ります。
一つ作ったら、これを定規代わりにして他の3枚を重ねて制作。
側面構造を繋いだら完成です。
自作にかかる費用と有用性
1×4材は1本300円ほどでしたので、1台1500円ほど材料費がかかります。ネットで検索すると2000円くらいからありますから、金額的にはちょっと割安。
しかし自分好みサイズ、構造に出来るので、この辺が自作の有利な点ですかね。
市販のフラワースタンドには遮光ネットをかぶせられる形状のものはないので、こうした構造が欲しいと思ったら自作するしかありません。
実際に使ってみる
100均で売っているプランター用の受け皿を3つ置き、その上に鉢を並べて使っています。
受け皿には水抜き穴を開けたいと思っているのですが、単純に開けると水がべちゃべちゃ滴り落ちて見苦しいので、ホースを付けたいなあと考えています。
ホットメルトを使えばきれいに接合できますかね?今後の課題としておきます。
気になる耐久性ですが、雨の当たらないところに置いて10年くらいは使えたらと思っています。
水遣りの水が木の構造部分に当たらないようにするのが長持ちされる秘訣とだろうと考え、このような受け皿を載せる形状にしています。
猫を飼っていたらアウト
さて、1年ほど使ってみましたが、猫を飼っていたらダメだと確信しました。
猫が植木鉢を放り出して昼寝場所にしてしまいます。
猫は高いところが好きだし、日当たりも良いので、昼寝には好条件なのでしょう。我が家は6匹も飼っているので、結局植木鉢を全部放りだされてしまいました。
このスタンドだけでなく、市販のフラワースタンドでもこうなってしまうのでしょうか、せっかく作ったのに残念です。
最終更新日: 2019-04-03 08:28:42