製本冶具の作り方と製本のしかた
A5サイズのコピー用紙を印刷して手帳として使っています。
一日一枚使うので、使用済の紙がたくさん出ます。
すぐに捨てたくはないのでリフィルファイルに入れて保管していたのですが、これも1つ500円位するし、ちょっと場所も取るので製本して保管することにしました。
製本楽天 するための冶具を作ったので、治具の作り方、冶具を使った製本の方法を書きました。
製本冶具の作り方
なるべく簡単に作れることを考えて設計しました。
材料と道具
材料は1×6(寸法19×140×1820mm)の規格材、M8L90ボルト×4、蝶ナット4、小さい角材、コーススレッド3本、木工ボンドです。
道具はノコギリ、ドリル、ドライバー等が必要になります。
作業
1×6材は長さ300mmにカットして、3枚作ります。300㎜は厳密な数字ではなく、「大体このくらい」です。A5の名が手方向210㎜+φ9穴2か所開けるだけの長さがあればOK。
簡単なカットなので、ホームセンターで木材を購入すると同時にカットもお願いしてしまえばいいでしょう。
1×6材の標準長さは1820㎜なので2セット分作ることもできます。私の場合、木材楽天 を同じ長さで切る冶具を持っているので、これを使って切りました。
3枚のうち2枚を重ねて、φ9㎜の穴を4か所開けます。穴の間にA5の紙を入れるので、幅方向の穴間隔は210㎜以上とります。穴を開ける前に210㎜間隔の線を2本引いておきます。
4か所の穴あけ中に2枚の板がずれてしまわないように注意しましょう。
穴を開けた板1枚は、のこぎりで下の図のように切欠きを入れておきます。(なので穴もあらかじめこの切欠きを避けて開ける必要があります)。
穴を開けていない板を下にして、穴あき、切欠きなしの板をT字型にコーススレッドで固定します。(穴を合わせた時に切欠きが下になる方向で固定します。)
コーススレッドを打ち込む位置にも気をつけましょう。1本φ9の穴を同じ位置に打ち込んでしまい、やり直しました。
最後に、切欠きの位置に木片を木工ボンドで接着して完成です。
製本冶具を使った製本のしかた
必要なものは下の写真のとおり。
製本する紙(たくさん)、木工ボンド、細工用の歯の細かい
ノコギリ
楽天 、背布(寒冷紗のような素材が適していますが、今回は綿のシーチングを使いました。手芸店のワゴンセールで売っている端切れです)
固定
製本する本を冶具に挟んで固定します。閉じる方を上にします。A5サイズの紙の短手方向は151㎜、治具の木材幅は140mmなので、ちょうど11mm紙が飛び出します。
短手方向は底板に当て、長手方向は木片に当てて、紙を揃えます。揃ったらボルトを閉めて固定します。ネジはきつく締める必要はありません、紙が動かなければ十分。
背布の用意
製本した背に貼る布を用意します。紙の厚みを測って、+10㎜程度の幅に布を切ります。長さは210㎜。
接着
ボンドを塗る前に、背の部分の紙にノコギリを浅く入れておきます。接着面積を増やすためですが、なくてもあまり効果に変わりはないと思います。気休め程度。
ボンドを置き、指ですべての紙にボンドが載るように広げます。側面幅5mmほどの部分も布を貼るために塗ります。
最後に布を貼り、乾くまでそのまま養生して完成です。
最終更新日: 2019-01-24 10:51:09