アスパラガスの育てかた
アスパラガスは宿根性で、植えつけたら数年間収穫できる便利な野菜です。育て方についてまとめました。
1年目の育てかた
春にポット(または穴トレ イ)に1粒ずつ播種し、1cm程度覆土します。
発芽適温は25℃~30℃です。
苗期間中は時々液肥を与えながら育てます。
気温は最高30℃、最低12℃の範囲が生育に適しています。
畑に定植
一度定植すると10年近くその場で育ちますので、場所は途中でじゃまにならないところを選びます。
土つくりも重要です定植の1か月前までに 完熟堆肥、苦土石灰、苦土重焼憐発酵鶏糞を全面に施し、深耕しておきます。
さらに定植10日前までに化成肥料などの基肥をまいておきます。
畝は幅200cm、高さ40cm 程の広いものを作ります。
初期生育が遅いので、最初のうちは黒マルチを敷くと雑草取りの手間が省けます。
定植時期は5月中旬くらい、苗が草丈25cm以上で茎数3、4本になったら植えます。
株間35cm位に直径10cm程の植え穴を黒マルチの中央に開け、一条植えとします。根が深さ5cmの位置にくるよう植えて水をたっぷり与えます。
一年目の肥料
基肥には緩行性肥料を施用します。アスパラガス専用肥料があり、これを用いると、3月から10月まで効果が続いて便利です。
1年目だけは30cmほどの穴を畝中央に掘って堆肥楽天 を入れると、翌年以降の増産が期待できます。
支柱など
1年目に生えてきた茎は収穫せず、すべて残して成長させます。茎葉倒れやすいので、畝の両側に支柱を立て、テープを張って倒伏防止を行います。
2年目以降
春、芽を出す前に緩効性肥料を与えます。
原則として追肥は不要ですが生育状態によっては、追 肥をして草勢維持と貯蔵養分の蓄積を図ります。
施肥後畝表面を堆肥でマルチすると雑草対策に有効です。
収穫せず、育てる茎は5月上旬-6月上旬頃に選びます。時期の目安としては1日の収穫量がピーク時の約30%に減少した時、また株の状態を考慮します。
残す茎は太さ10㎜以上の健全な茎をえらびます。
その後萌芽してくる若芽は収穫します。立茎が成木になった頃に130-140cmで摘心します。
茎葉の損害が激しい場合は9月上旬までに更新します。
また、通風、採光、収穫時の作業性を良くするために、地際から50cmくらいまでの側枝はすべて除去します。
倒伏防止のため立茎前に畝の両側に高さ180cmほどの支柱を立て、ビニールテープなどを張ります。
目合15㎝位の倒伏防止用ネットを高 さ80cmの位置に張り、さらに二段目 は120cmの高さに水平に張るとよいでしょう。
気温が下がり茎葉が90%以上黄化したら、地際から刈り取り、外に運び出します。畝面はバーナーで焼却し、病害虫防止とします。
作業実績表
最近数年間の作業実績は下の通り
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
2015 | 5観察 | |||||||||||
2014 | 12観察 | 30草取り | 18収穫 | 1観察 15追肥 28追肥 | 20追肥 | 6観察 | ||||||
2013 | 5観察 20観察 | 10支柱立て 24観察 | 10観察 24草取り 31観察 | 7出芽 29種まき | 5観察 12追肥 18観察 | 1観察 9観察 16追肥 30追肥 | 28追肥 | 4観察 25観察 | 7追肥 23観察 | 19観察 | 23観察 | 7観察 |
2012 | 30種まき | 26発芽 | 3観察 16観察 | 8追肥 15定植 22追肥 29水やり | 5観察 16観察 26観察 | 9観察 16観察 29観察 | 14追肥 28観察 | 25観察 | 2観察 16観察 24観察 |
最終更新日: 2019-01-15 08:18:38