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エンサイ(ヨウサイ、空心菜)の栽培方法、育てかた

エンサイは中国南部から熱帯アジアが原産の、ヒルガオ科のつる性植物です。
暑さに強く、緑の野菜が少ない夏季に収穫することができます。
若いつる先の柔らかい部分を摘みとり、さっと加熱して早めに食べると美味しくいただけます。
油妙めやおひたしにされる場合が多いですが、味噌汁やスープの具などにもよく合います。
ビタミンやミネラルを豊富に含んでいる野菜です。

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エンサイの特徴


●暑さに強く寒さに弱い
生育適温は25-30℃で高温多湿に強いです。が、低温には弱く、10℃で生育が止まり、霧にあうと枯死します。
播種適期は、直まきで4月下旬頃から8月下旬まで、6月下旬ころから霜の降りる11月末まで収穫できます。
●生育期間が長いので肥切れに注意
収穫期間が長期に渡るので、肥効が長続きするように緩効性肥料を用いたり、完熟堆肥を十分施用したりしておくことが大切です。
●乾燥に弱い
多湿条件を好み、乾燥に弱いので、保水性のよい土壌で栽培するのが適しています。
乾きやすい畑ではマルチ栽培がおすすめです。真夏の乾燥時期には水やりに努めます。

育てかた


●畑の準備
土壌水分の多い畑や准水に便利な畑を選び、種まきの2週間前に10平方m当たり、堆肥楽天 20Kg、苦土石灰1.5Kgを施し、
同じく1週間前に緩効性肥料 (CDU・1B化成)700gを施し、うね幅1mのうね作りをしておきます。
乾燥しやすい園場ではベッドに十分准水してからマルチ栽培するとよいでしょう。
●種まきと育苗
発芽が遅いので、種は一昼夜水に浸し十分吸水させてからまきます。
株間30-40cmとして1カ所に3、4粒ずつ点まきし、覆土・権水後、 切りわら、もみ殻をふるか、寒冷砂で被覆しましょう。
また早植え移植 栽培は、温床で育苗し、晩霧の心配 がなくなった頃に植えつけます。
6cmポットで30-40日育苗。本葉4、5枚で定植、128穴セルトレイでは20日育苗し、本葉2、3枚の頃早めに定植しましょう。
●間引きと追肥
直まきでは本葉2、3枚の頃間引きはじめ4、5枚で1本立ちさせます。
追肥は最終の間引きを終えたら株周りに粒状の化成肥料を10平方m当たり200-300g中耕をかねて土寄せします。
●栽培中の管理
乾燥防止 夏場の乾燥期には、株元にもみ殻 や敷わらをしたり、権水を行ったりして水分保持に努めます。
低温時は不織布のへたがけ等で晩霜を防ぎましょう。

収穫の方法


側枝つるが30-40cmぐらいに伸びた頃、基部の3、4枚残し、葉先から15-20cmの軟らかい茎部をハサミで切って収穫します。
毎日のようにこまめに収穫することがコツです。
発根力が強いので挿し木で簡単に増やすことができます。

最終更新日: 2016-10-06 09:45:40

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Author: Tomoyuki Ito

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