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ニラの育てかた

ニラは、春又は秋に種を蒔いて栽培を開始します。
一度育てたら、その後は株分けをして別の場所へ更新し、何年も栽培することができます。
種まきは3月中旬以降、又は秋、9月ごろまいて、3ヶ月ほど育苗します。
苗床は、種を蒔く10日前に10平方mあたり堆肥20Kg、苦土石灰1Kg、有機化成200gを全面にまき、よく耕してまき床幅70cmほどの畦を立てておきます。

種まきのしかた

種子は一昼夜水に浸漬し、のちに陰干ししておきます。
種まきは、苗床に10~15cm間隔に板などで浅い溝を作り、タネを1、2cm間隔にすじまきします。
覆土はあまり深くならないよう6~7mm程度かぶせ、軽く鎮圧して敷わらか不織布、又は新聞紙を敷いて、水やりします。
発芽・生育適温が20℃前後なので、寒いときはビニールトンネルをかけ、保温してあげます。

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育苗のしかた

発芽適温で乾燥させなければ10~14日すると発芽します。
発芽を始めたら敷きわら・不織布などをすぐに取り除きます。
本葉1枚の頃、込み合った部分を2cm程度の間隔で間引きます。
育苗中に1~2回、液肥400~500倍液を水やりをかねて施すとよいでしよう。
発芽したニラ
ニラの芽


畑に定植

畑の準備一度植えつけると4~5年は収穫できます。根を十分張らせるため深く耕しておきます。
植付け2週間前に、10平方m当たり堆肥楽天 30Kg、苦土石灰1Kg・有機化成2Kgを全面にまき、幅1.2mのウネを作っておきます。
植付け方法春まきは6月中下旬に、草丈20~25cmくらいになり、分けつ数 2、3本くらいに生育したものを、深さ10cmの溝を条間30cmとって2条堀り、
苗を4、5本ずつまとめて20~30cm間隔に植えつけます。覆土は浅く、根元が隠れる程度に行い鎮圧し、乾燥を防ぐため敷きわらを敷きます。
秋まきは、地上部が枯れたまま冬越しさせ、翌春3月に萌芽した苗を定植します。

土寄せ・追肥

植え付け20~30日後に10平方m当たり化成肥料200~300gをうねの中央に施します。
同時に除草をかねて中耕と土寄せをします。
この時生長点に土が入らないように注意して下さい。さらにその20~30日後に同様に追肥して土寄せをおこないます。
一度に深く埋め戻すと分けつしにくくなるので注意します。
2年目以降の追肥は、4月と9月を基本に収穫後追肥、かん水して、新芽の伸長を促し、草勢の維持・回復に努めましょう。

花茎の摘み取り

7~8月頃になると抽苔して花茎が次々伸びてくるので、早めに花茎を刈り取ります。
刈り取りが遅くなると株が充実せず、品質も収量も悪くなります。
満開になったニラの花
ニラの花


収穫のしかた

春まきは翌年の4月中旬から、秋まきは翌年の6月上旬から、株元の部分4,5cm残して刈り取ります。
その後は、草丈25cmくらいに伸びた株から20日間隔位で収穫します。

株分け

収穫を繰り返していると、葉が細く薄くなって品質・収量が落ちてきます。
3年目になると株数も多く込み合ってくるので、根株を株分けして更新します。
株分けは4月か9月に株を堀り上げて4、5本ずつ切り離して、実生苗の定植と同様に植えつけます。
数年栽培したニラと、株分けをしたニラ
成長したニラ 株分けしたニラ


最終更新日: 2017-01-10 07:26:51

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Author: Tomoyuki Ito

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