【図解】桃の木の剪定方法、樹形の整えかた
桃は果樹の中では比較的小型の樹木で、放置しておいても樹高はそれほど高くはなりません。
また、自然に中央の枝の勢いが衰え、代わりに脇の枝が伸びるようになるので、低くて横に広がった、扱いやすい形になります。
開心自然形の仕立て
桃の場合、通常は開心自然形という樹形に仕立てます。
これには2本主枝と3本主枝の2種類があります。どちらでも構わないのですが、2本主枝は場所が狭かったり、密に植える場合に採用されるようです。
形状を図にすると下のような感じになります。
2本主枝の側面と平面図
3本主枝の側面と平面図
どちらの場合も、枝が手のひらを広げたように間隔がなるべく均等になるよう配置し、大枝が垂直ではなく斜め45度くらいで広がるようにします。
枝つりと枝支え
果実が大きく重くなると、枝も下がってきます。先端部が下がりすぎるとこの部分の日当たりが悪くなったり、ひどい場合は折れてしまいます。
また、樹の中央部分の日当たりがよくなって、この部分から徒長枝が伸びやすくなります。これを放置すると樹形が乱れてしまいます。
そこで、樹の中央部に支柱を立てて、ここから紐を伸ばして枝を引っ張ってあげます。
又は、枝の下に支柱を立てて、下から支えてあげます。こうすることで樹を正常に維持します。
最終更新日: 2019-11-18 05:13:14