洋箪笥を和箪笥に改造する方法
古くて使わなくなった洋タンスを和服が収納できるように改造したのでその方法を書きました。
洋箪笥と和箪笥の違い
洋箪笥は服をハンガーに掛けて吊るして収納するので、大きな空間が空いています。
和箪笥(和服を収納する)は底の浅い棚幅の広いがたくさん上下に並ぶ構造になっています。
和服はたとう紙に包んで横に寝かせて収納するためこうした構造になっています。
洋箪笥の中に棚を追加する
妻は茶道が趣味で、和服をよく着ます。しかもだんだん増えてきて、持っている和箪笥に入りきらなくなってしまいました。
その反面、洋服は減ってきたので、洋タンス一つ分が空きました。
そこで、この洋箪笥の広い空間に棚を作ってはめ込み、和服を収納することにしました。
棚の作りかた
作った棚は極めて単純。
すのこ2つを購入して支柱にし、桐の板を3枚購入して棚板にしました。
桐の板、すのこともに、購入したままのサイズで加工はしていません。
すのこと棚はコーススレッドで結合。
棚板は、すのこの桟を利用して付けています。たくさん収納したい場合はもっと棚を付けるとよいでしょう。
今回は妻が、これだけあれば十分、といったので3枚になりました。
棚作りのコツ
簡単なものですが、コツを2点。
底の部分に箪笥の奥行より少し短い角材を取り付けます。
これは底にかかる荷重を分散させるため。洋箪笥の底は薄いべニアだったので、その板の真ん中に棚の角がくると、そこに力がかかり薄いべニアが凹んでしまいます。
角材で角をべニア板の縁部分に移動させて凹みを防いでいます。
棚の幅は箪笥の内幅より小さくする。
洋箪笥は観音開きの扉がついています。扉を最大に開いても、入口の幅は扉の分少しだけ狭くなります。
箪笥の幅いっぱいに棚を作ってしまうと、「ほんの少し引っかかって入らない」となり、残念な結果になってしまいます。
実はこの問題には気付かずに作ってしまいました。桐の棚板が、たまたま箪笥幅より短かったので、今回はたまたまですがちょうど通りました。
まとめ
すのこを利用して簡易に作りましたが、洋箪笥の空間の上の方がかなり開いてしまいました。脇の支柱もきちんと作れば、もっと収納出来るようになるでしょう。
とはいっても、洋箪笥の底部分は重いものを乗せる構造にはなってないと思うので、あまり大きな棚を入れてたくさん収納するのも問題があると思います。
棚を箪笥の中に置くのではなく、箪笥自体に「作りつけ」にしてしまえばさらに本格的になるでしょう。
最終更新日: 2015-10-28 05:59:38