広島のミステリー「動く地蔵」
安芸の竹原(現在の広島県竹原市)の東方に西ノ峠という山がある。この山に登ると、西は竹原町の人家を俯下し、東は高崎町を見ることが出来る。
今より5,600年前に高崎町の人々がこの山の頂に地蔵尊を高崎町に向けて安置したそうだ。
すると、不思議な事に、その夜の内に地蔵は竹原の方へ向きを変えた。高崎町の人々は驚いて、すぐに向きを元に戻した。
ところが、翌日になると再び竹原を向いておられる。
高崎町の人はまた元に戻すが、翌朝にはまた竹原を向いている。
何度直しても竹原を向いてしまうので、高崎町の人たちも「お地蔵さんは竹原の方をお好みになるのだ」と考えて、直すことを止めてしまったそうだ。
竹原町は山水秀麗にして偉人、小早川隆景、頼山陽などを輩出した町である。
管理人注
ネットで調べてもこのエピソードは見つかりませんでした。明治から平成の間に忘れ去られてしまったのかな。
代わりに「お抱え地蔵」というお地蔵さんが竹原にあるそうですが、関係あるのでしょうか?
最終更新日: 2014-07-26 21:28:06