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自動揚水ポンプを自作してみました

休耕田を借りることにしました。稲を作ります。
この水田の水は、上の田から引いていたのですが、今では上の田んぼも休耕田になっています。なので水を引き込むことが出来ません。
たまたまなのですが、用水路が水田のすぐ下を通っているので、こちらからくみ上げることにしました。隣りといってもこの水は別の地区へゆくものなので、厳密には水利権がなく、水を利用することはできません。しかし、頼んだらOKだったので利用させてもらえることになりました。
ところがこの用水、池からの配水なのでいつも水が通っているとは限りません。
働いていて休日しか世話できないので、タイミングよく水をくみ上げないけません。
そこで太陽電池で自動的に水をくみ上げる装置を作ってみました。

太陽電池を利用した自動揚水装置の回路

太陽電池楽天 とポンプは大阪、日本橋のジャンク店で手に入れました。回路図の構成は下図。
自動揚水装置の回路

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入手出来たポンプは12V駆動、太陽電池の発電電圧は14.7Vなので、 間に定電圧回路を入れてポンプに12V以上の電圧が入らないようにしました。
傾斜スイッチは角度によりON/OFFするもので、先端に発泡スチロールを付けて 用水路に沈め、水がある時だけONになるようにしました。
逆止弁はポンプが止まった時に水が逆流しないためのものです。
実際には灯油などを移すときに使うサイホンをホースの先に繋いでいます。原理的には、ポンプは晴れて用水路に水がある時だけ動きます。

自作自動揚水装置の外観

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揚水装置の外観

太陽電池とポンプは上のように台を作って組み込みました。
自作揚水装置の内部 ポンプ箱の中はこんな感じ

実はこの揚水ポンプ、実際にはうまく動いてくれませんでした。
水の中の藻や小さなごみがポンプ内の羽に絡まってしまい、ポンプが勢いよく回っても空回りしてしまうのです。
田んぼの給水は週末水のあるときにAC100V駆動の強力なポンプを使うことになりましたが、水があるとは限らないので、結局うまく管理できませんでした。
水位が低下して土が露出してしまうと、稲は枯れなくてもたくさんの雑草が生えてしまいます。
単身赴任で米作りはやっぱり無理があるようですね。

最終更新日: 2018-04-26 04:57:15

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Author: Tomoyuki Ito

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