靖国神社昇殿参拝の方法
戦死した叔父の御霊へ玉ぐしをささげるために、靖国神社へ昇殿参拝してきました。このページではこの時の体験談を書いています。
昇殿参拝とは
ふつうに参拝するときは、拝所で賽銭を入れ、参拝しますが、昇殿参拝は、社殿の中に上がり、参拝します。希望すれば宮司さんが御霊の名前を読み上げてくれます。
申し込み
個人で行ったので、特に予約とかはなく、拝所の右の受付で、その旨を伝えました。
巫女さんが待合室に案内してくれます。ここで玉ぐしを捧げる御霊の名前と、参拝した人の氏名住所を記入します。
たまたま後から来た人は、身内が戦死したわけではなく、普通に参拝されていましたが、このときは御霊の名前を書かなければOKだそうでです。
玉ぐし料を書類と一緒に出しますが、靖国神社のHPでは「おおむね2000円以上」とあったので、あらかじめ2000円をのし袋に入れて持参し、納めました。
待ち時間
昇殿を希望する個人の人はぱらぱらとやってくるので、20分位ごとに?案内しているようです。
私が受付を済ませたときは、ちょうど2名の方が戻ってきました。
昇殿
しばらく待つと、宮司さんが迎えに来られたので、案内に従って奥へ進みます。私の時は、自分も含めて2名でした。
廊下を進むと手水場があり、普通に神社の境内で行うように水で手と口を清めます。
靖国神社HPに手順が書いてあったので、覚えてゆきましたが、宮司さんが手順を教えてくれたので、その必要はなかったようです。
さらに進むと、廊下の角に小さな拝所があるので、ここでお浄めを受けます。
そのあと、いよいよ本殿に進みます。
参拝
宮司さんについて本殿に入り、案内に従って座ります。
宮司さんが祝詞を捧げます。受付で記入した御霊の名前を読み上げてくれます。
そのあと、玉ぐしを捧げます。この手順もHPで覚えてゆきましたが、宮司さんが説明してくれるので、覚える必要ななかったです。
最後に宮司さんからお話があり、
「私たちは御霊のお静まりますよう、日々祭事を行っておりますが、御霊にとっては親族の方々が参拝されることがなによりもうれしいことでしょう。
機会があればまたいらしてください。」
とのことでした。
私にも叔父が大変喜んでくれているような気がして、参拝して本当に良かったと感じました。
撤下品
再び宮司さんに案内されて、待合室に戻ります。
撤下品が用意されているのでそれを拝領して帰ります。
私の玉ぐし料は2000円でしたが、一緒に参拝した人は10000円だったそうです。
私の撤下品はとても小さく、10000円のものはかなり大きかったです。
玉ぐし料について
いくらお包みするかは悩みどころだと思います。私は靖国神社のHPに記された概ね2000円以上、の通りに2000円を包みましたが、
玉ぐし料で扱いに差は全くありませんでした(当然ですかね)。
ただし、最後に拝領する撤下品には差がつきます。
個人的には過度に包む必要は全くないと思います。ただ、帰ってから撤下品を親族がみてどう思うかはそれぞれですので、この点で判断すればよいと思います。
数名で参拝するとき、または複数の御霊に参拝する場合の玉串料ですが、包みとしては1つでよいみたいです。
申込用紙には御霊の記入欄、参拝者の記入欄、ともに複数用意してありました。いくら合計でいくら包むかは...難しいところですね。
最終更新日: 2017-05-02 10:42:12