ノウゼンカズラの栽培、手入れ、増やしかた
ノウゼンカズラの栽培、増やし方、手入れの仕方についてまとめました。自分のおぼえがき用の文章です。
歴史
ノウゼンカズラは中国原産の落葉つる性高木です。日本へは延喜年間(900年ころ)に到来したとされています。
ノウゼンカズラは凌霄花と書きます。霄は空の意味で、空を凌ぐほど高く伸びる花という意味になります。
ノウゼンカズラは古くは「まかやき」とも呼ばれていました。「目が赫く」という意味で、真夏の日光に輝く花に目を奪われるということでしょうか。
特性
日あたりと水はけのよい土地を好みます。丈夫で成長が速いため、育てやすいです。つる性のため、支柱や垣根に這わせる必要があります。
花はその年に伸びた枝の先につきます。花の色は濃い橙色。花径は6cmくらいラッパ状をしていて、先端が5つに分かれます。
利用方法
丈夫で成長が速いため、庭木や生け垣によく植えられています。公園にもよく植えられているほか、生け花、茶花としても好まれています。
古くは花を利尿薬として用いていました。
園芸品種
花の色が赤や黄色の園芸品種があるほか、花が小さいアメリカ産のアメリカノウゼンカズラもあります。
育てかた
秋、または春に苗を植え付けます。つる性のため、支柱も一緒に立てます。つるは6mほどまで伸びますが、支柱は少なくとも2~3mくらい必要です。
水は根付くまでは必要ですが、そのあとはほとんどいりません。肥料は緩効性のものを早春に施します。
花は春に伸びた枝の先につきます。ですので冬、枝の動き出す前に剪定をしておきましょう。
入手方法
挿し木のポット苗が販売されているので、これを購入します。芽が痛んでいたり、根が乾燥している苗はやめましょう。
病害虫と病気
比較的病害虫が少なく、育てやすい木です。
花期
ノウゼンカズラの花期は7~8月です。
増やし方
ノウゼンカズラは挿し木で増やすことが出来ます。3月に枝を40cmほどの長さに切って植えつけます。
最終更新日: 2013-08-16 10:22:41