ストックの栽培、手入れ、増やしかた
ストックの栽培、増やし方、手入れの仕方についてまとめました。自分のおぼえがき用の文章です。
歴史
ストックは南ヨーロッパを原産地とするアブラナ科マッティオラ属の一年草または多年草です。
古代ローマ、ギリシャ時代から薬草として栽培されていました。園芸品種として16世紀頃に八重咲きの品種が出てきました。
日本へは1600年代後半に入りましたが、普及しなかったようです。明治時代には、香味野菜として導入されましたが、これも普及しませんでした。
大正時代に入って、切り花用として大量に生産されるようになります。現在でもストックは切り花用としてたくさん生産されています。
特性
土質はあまり選びませんが、水はけのよい土地でよく育ちます。
草丈は30~100cmくらい。品種によって違います。株全体が柔らかい毛におおわれているのが特徴です。
花の色は赤、白、ピンク、赤紫、パステル調の色もあります。一重咲き、八重咲きの2種があります。
園芸品種
草丈が低く、鉢植え用の矮性種、枝の分岐しない無分枝系、たくさん花をつける分枝系の品種があります。無分枝系、分枝系は切り花用に多く栽培されています。
育てかた
年内に咲かせたい場合は、早生品種を7~8月に種まきします。翌年春の開花であれば、晩生種を8~10月くらいに種まきします。
同種の種から八重咲きと一重咲きの芽が出ます。一重は葉が丸みを帯びているので、八重咲きのみ残したい場合は苗のうちに間引きます。
草丈の伸びる品種は生育中に倒れてしまうので、ネットを張って倒れないようにします。
入手方法
種が販売されているのでこれを播いて育てます。
病害虫と病気
コナガなどの害虫が付くので、手で取り除くか、薬剤を散布します。
花期
ストックの花期は10~4月です。
最終更新日: 2013-08-23 06:42:17