水芭蕉の栽培、手入れ、増やしかた
水芭蕉の栽培、増やし方、手入れの仕方についてまとめました。自分のおぼえがき用の文章です。
歴史
水芭蕉楽天 はサトイモ科ミズバショウ属の多年草で、日本の本州中部以北の山地、北海道の平地、サハリン、カムチャッカに分布しています。
「みづばせを」「海芋」ともよばれていました。
北海道では珍しい植物ではありませんが、唱歌「夏の思い出」で有名になり、歌われた尾瀬沼には毎年たくさんの観光客が訪れます。
このほか、福島県の仁田沼も観光客に人気の湿原です。
特性
降雪地の湿原や林内の湿地に好んで生え、群生します。
草丈は10~80cm。白くて花弁のように見える仏炎苞の中に黄緑色の棒状の花穂をだし、これにたくさんの小さな花が付きます。普段見かける姿は、花の咲いたものですが、花の後には1m近い葉を伸ばします。
近縁の種にアメリカミズバショウがあります。こちらは黄色い仏炎苞をつけます。仏炎苞の赤いザゼンソウも同じサトイモ科です。花の時期はザゼンソウの方がわずかに早いです。
園芸品種
水芭蕉に園芸品種はありません。自生しているのもは採取禁止ですが、栽培繁殖されたものを購入することができます。
育てかた
苗を購入したら、根を傷つけないようにして一回り大きな鉢に植え替えます。湿性植物なので、鉢ごと大きなプランターなどに入れ、水を張ります。
用土は荒木田土が保水性よく適しています。
常に新鮮な水を与えるのが栽培のコツです。こまめに水を入れ替えてあげましょう。肥料は春の間に多めに与えます。
夏の間は日よけをします。水芭蕉は林内に生える日陰植物なので、直射日光は苦手です。ヨシズなどで遮ります。
入手方法
水芭蕉は苗を購入して育てます。
花期
水芭蕉の花期は3~4月です。(平地で栽培した場合)
増やし方
水芭蕉は株分けで増やします。数年栽培していると、子株ができるので、これを分けて新たな鉢に植え替えます。
最終更新日: 2017-02-06 09:03:03