トンビコート(インバネスコート)の型紙
以前から作りたいと思っていたトンビコート(インバネスコート)の型紙と作りかたの手順書を、国会図書館で手に入れました。
洋服の裁断と補正という本です。すでに保護期間満了していますので、型紙楽天 を転載しています。
トンビコート、インバネスコート、2重回し(2重コート)の構造
インバネスコート
楽天 は袖がついている。
トンビコートは袖がなく、2重になっている部分の後ろ側が一体化している。
2重コートは後ろ身頃も2重になっている。
という違いがあるそうです。
シャーロックホームズの着ているコートはインバネスコートとのこと。
日本人が大正時代あたりに着物の上に着ていたものがとんび、又は2重回しと考えてよいみたいです。
トンビコートの型紙
型紙の形状は下の図
型紙の作りかた手順は下のようになります。
手順がよくわからないので、自分用の製図は、原型にこの絵を重ねて描きました。
トンビコート型紙作り
実際に型紙を作ってたのがこちら。
結局以前作ったシャツの型紙の上に重ねて書いています。
今まで作った型紙の中で一番大きなものになりました。
型紙作りの留意点
基本的に参考にした本をまねたのですが、ウエストサイズは120cmになるように書きました。
もちろん、私のウエストはそんなにないのですが、コートですから、十分に余裕を持たせました。
裾は思いっきり伸ばして、ズボンと同じくらいの長さにしました。
トンビコートに必要な布サイズ
145cm幅で3.5mくらい必要です。変な形しているので、あまり布がたくさん出てしまいます。
左から順に、前身頃、後ろ身頃、前袖(というのだろうか)になります。このほかに衿とポケットが必要ですが、図には入れていません。
2重回し(2重マント)の型紙
これも同じ本に載っていたので転載しておきます。本文中では、「釣鐘型トンビ」と書いてあります。
インバネスコートの型紙は、この型紙に袖を追加すれば、できそうですね。
最終更新日: 2019-11-07 09:29:23