ドームハウスの作りかたと設計図
ドームハウスをDIYで作ってみたいな、と以前から思っているのですが、将来的にも作ることは無理そうです。
でも構造として面白いので、PCの中で3Dモデルとして作ってみました。
すべての部材が直行しないのでカットする角度を出すのが大変ですが、部材の種類としては少ないので、図面作りの難しさを乗り越えられれば、意外と簡単にできてしまう家なのかもしれません。
このページではドームハウス楽天 を自作してみたいという人の参考に、部材のカット寸法(特に角度)の入った図面楽天 を載せています。
ドームハウス設計のしかた
たくさんの3角形を集めて半球を作ります。いろいろな作り方があると思いますが、サッカーボールのようにまず5角形と6角形の球を作り、
その後、6角形と五角形を3角形で分割するようにしました。
まずは正5角形を作図。
2辺から120度の円錐を作図して、底辺の交点に点を打つ。
点と1辺を通る正6角形を作図。
5角形と6角形の図心から垂線を降ろし、交わった中心点から円を引く。
さらに垂線を反対に伸ばし、円と交わる点を各3角形の交点とする。
この円がドームの直径になります。最初の5角形の1辺をを880mmで書いたところ、直径は4361mmになりました。
合板や2×4材は910mmを基本単位にしているので、このサイズで作れば残材の少ないドームが作れます。
ドーム中心と3角形を結ぶ3角錐を作図。この3角錐を切り貼りして各3角部材の作図をします。五角形を構成する部材も同様に作図。
3角形の合板1枚と2×4楽天 材を斜め切りした棒材3種で3角部材を作成。3各部材は6角形を構成するものと5角形を構成するもの2種類があるので、
板材2種、棒材6種だけでドームを作ることができます(ドアや窓を考えなければ)。この点では簡単な構造ですね。
なお、部材間には下図のように隙間が出来てしまいます。
部材の構成
角材3種と1種の板材で1つの三角部材を構成。6角形用と5角形用は形状がちょっと違います。
5角形用の3角部材5つで5角形のサブASSYを構成。6角形は6角形用を6枚。さらに6角形の半分のサブASSYを作ります。
ドームを構成するには
5角形サブASSY:5枚
6角形サブASSY:6枚
6角形半分サブASSY:3枚
が必要になります。
ドームハウスの木材を切る角度
3角形2種類を構成する部品、8つの形状は下の図面の通りです。
角材はかなり難しい角度で切らなければいけません。
うまく治具を作ればのこぎりでも切れますが、数が多いので丸鋸を使うことになるでしょう。
スライド丸のこを使って難しい角度切断を簡単にこなす
下のようなスライド丸鋸があれば、簡単で安全に作業できます。
私もこの丸鋸がずーっと以前から欲しいのですが、まだ手に入れられていません。
角度切りの正確さよりも、安全性の方が私の欲しい理由です。
今は手持ちの丸鋸を使っていますが、キックバックの危険性とか考えると、早く買い換えたいと思います。
ドームハウス設計図のダウンロード
上のドームハウスの設計図をPDFファイルでダウンロードできるようにしました。
興味のある方はダウンロードしてみてください。
(ご自身のPCへダウンロードしたい場合は、下のリンクを右クリックして「名前を付けてリンク先を保存」を選んでください)
こちら
最終更新日: 2018-09-14 05:05:42