菜の花の栽培、手入れ、増やしかた
菜の花の栽培、増やし方、手入れの仕方についてまとめました。自分のおぼえがき用の文章です。
歴史
菜の花は一般的に特定の植物のではなく、ナノハナ科の植物の総称である場合が多いです。
ナノハナ科の植物はヨーロッパが原産地とされていますが、日本にも古くから渡来しています。春の七草のうち、スズシロは大根のことです。
多くの野菜がナノハナ科に含まれますが、日本への伝来時期にはかなり幅があります。大根10世紀頃、キャベツ江戸時代、ブロッコリー明治、カブ16世紀、ハクサイ戦後。紫花菜という紫色の花を咲かせる菜の花が野生化していますが、これは戦前に中国から入ってきました。
特性
日当たり、排水の良い土地を好みます。
切り花や花壇に利用されます。また、多くの食用品種があります。春に畑で咲いている菜の花は、多くは収
穫されなかった野菜でしょう。河原などにも多くの野生化した菜の花が咲いているのを見かけます。
早春、高さ80cmほどの茎先に小さな花をたくさんつけます。花弁は4枚で、十字型につきます。花の色は黄色ですが、ダイコンの花は白、紫花菜の色は紫です。
菜の花の品種は非常に多く、また交雑しやすい性質があります。観賞用のハハナは白菜から品種改良されたものといわれています。
利用方法
葉を食用とする多くの品種、種から油をとるアブラナ、種からカラシをとるカラシナ、観賞用の品種などがあり、多彩に利用されています。
園芸品種
観賞用の品種として「春陽」という品種があります。また、花を食用とする品種「早陽菜花」という品種を観賞用に用いても良いでしょう。
育てかた
8月から10月の間に種まきをします。虫に食べられないように、ネットをかぶせておくとよいでしょう。1月くらい間をあけて種まきすれば、長い期間花を楽しめます。
入手方法
菜の花は種を購入して育てます。ホームセンターで普通に販売されています。
病害虫と病気
アブラムシがよくつきます。モンシロチョウの幼虫なども好んで葉を食べるので気を付けましょう。
花期
菜の花の花期は12~4月です。
増やし方
菜の花は種まきで増やします。花の咲いた株を置いておけば、5,6月ころに種が熟すので、採種して再び種まきすることもできます。交雑しやすいので、自家採種した種は親とは違う形質になる場合が多いです。
最終更新日: 2017-07-27 14:58:58