中国の日光温室とはなんだろうか
将来リタイアしたら、家庭菜園でもして過ごそうと思っています。冬の間は温室で野菜など育てたいと思います。
しかし、現在日本で普及している温室楽天 は、昼に気温が上がりすぎ、夜は外と同じくらい冷え込むもので、とても使えそうにありません。
燃料を使わず、昼の換気も必要としない温室を維持することができれば、きっと楽しい温室菜園を愉しむことができるでしょう。
温室に蓄熱の概念を取り入れる
だいぶ以前に考案した温室が、下の図のような温室。
温室の床に水の入った長い管を入れ、水を循環させるアイデアです。
昼間は温室内にこもった熱を地中に逃がし、夜は地中の熱をくみ上げて室温の低下を防ぎます。
温室下の地面を貯熱剤として利用、水管を使って熱を出し入れする考えです。
この方式では工事が大変なので、さらに考えたのが、崖を利用するアイデア。
ハウスの北と西の壁を、崖を利用して建てます。壁と室内空気が自然に熱交換を行って温度を一定に保ってくれそうです。
しかし、このような温室を見たことがないので、本当に実現できるのだろうかと疑問に思っていたところ...。
ネットでよく似た温室を見つけました。「中国の日光温室」です。
中国の日光温室
構造のよく判るページがこちら。
中国の日光温室
崖を利用するのではなく、温室の北側の壁を煉瓦作りにしていますが、目的は同一。
煉瓦の壁で温室内の温度を一定化させています。中国北部で普及しているそうです。
壁の中に煙道を通して煙で加温するタイプもあるそうです。
夜はハウスの上にシートを被せて、保温する構造になっていますね。
外気が氷点下でも、室温は25度くらいにできるそうです。
熱川・バナナワニ園のスイレン温室
下の写真はたまたま最近遊びに行ったバナナワニ園の温室です。
北側の壁を石垣にして、保温効果を期待しているのでしょうね。
最終更新日: 2018-11-06 07:41:30