上野動物園のハダカデバネズミ
ハダカデバネズミは哺乳類では数少ない、真社会性の社会構造を持つ生き物です。
もう一種、ダマラランドデバネズミという種も真社会性をもつそうですが、日本で見ることができるのは、ハダカデバネズミだけみたいです。
ハダカデバネズミは上野動物園、埼玉県こども動物自然公園、長崎バイオパークの3園で見ることができます。
上野動物園の西園、小獣館のハダカデバネズミ
上野動物園の西園、小獣館にハダカデバネズミが飼育されています。
正門からは結構な距離で、途中モノレールに乗ったりしながら移動しました。
ハダカデバネズミは蟻のように地中に穴を掘って生活していますが、
小獣館でも透明な小部屋をトンネルで繋げた、蟻の巣のような巣の中に住まわせて展示していました。
部屋には餌の部屋やトイレの部屋、育児室など、目的にあわせて使い方が決まっているみたいです。
ネットで見た動画では、ゆっくりとトンネル内を歩いていましたが、実際に見るとかなりすばしっこく、ネズミのように走りまわっておりました。
シャッターを切ってもデバネズミがトンネルを通った後だったりして、なかなかよい写真が撮れませんでした。
ハダカデバネズミの階級社会
ハダカデバネズミは女王と繁殖オス、兵隊雑用係に階級が分かれるそうです。
どれが女王なのか探してみましたが、それらしいものは見つけられませんでした。
ちなみに兵隊は天敵の蛇が巣穴に侵入したときに戦う役割なのだそうですが...ここ、上野動物園の兵隊には特に仕事はないそうです。
ハダカデバネズミの子供たち
育児室では小さな子供たちもたくさんいました。以前読んだ本によると、雑用係には子供たちの「布団」役をする仕事もあるのだそうです。
その後のハダカデバネズミたち
2012年秋に出かけたのが上の記事ですが、2014年6月に再び訪問しました。
なんと!たくさん家族が増えていて驚きました。
ハダカデバネズミのいる動物園
ハダカデバネズミは上野動物園、埼玉県こども動物自然公園、長崎バイオパークの3園で見ることができます。
最終更新日: 2017-09-08 08:47:41