水仙の栽培、手入れ、増やしかた
水仙の栽培、増やし方、手入れの仕方についてまとめました。自分のおぼえがき用の文章です。
水仙は地中海地方を原産地とする、ヒガンバナ科スイセン属の多年草です。
日本中国を経由して、平安時代には到来していました。
水仙の名前の由来
水仙は中国から入ってきた名前です。湿気のあるところが好きで、仙人のように強い性質であるため、名付けられたとされています。
別名では、金盞銀台(きんさんぎんだい)といい、これは花の形を銀の台に載せた金の杯に見立てたものです。
雪中花という名称は、早春に花を開花させるために付いた名前です。
水仙の花の特徴
スイセンは、1種類の花を指すものではなく、30種類ものスイセン属全体を指す名称です。したがって、花のバリエーションは下に書くようにたくさんあります。
ラッパズイセン群 | ラッパが花弁と同じ長さか、それ以上のもの。1茎1花 |
大杯スイセン群 | 副花冠が花被片1/3以上で、花被片より短いもの。1茎1花 |
小杯スイセン群 | 副花冠が花被片1/3以下のもの。1茎1花 |
八重咲スイセン群 | 副花冠、おしべ、めしべともに花弁化して八重咲になったもの。1茎1花 |
トリアンドルス群 | 1茎に3~4個の花を下向きに付けるもの。スペインスイセンともいう。 |
シクラミネウス群 | 下向きに花が咲き、花被片が反り返るもの。副花冠は長い筒状になる。1茎1花 |
ジョンキラ群 | キズイセンとその改良品種をいう。1つの球根から複数の茎をだし、1茎多花。 香りスイセン、糸葉スイセンともいう。 |
タゼッタ群 | 房咲きスイセンとその改良品種。ポリアンサススイセンともいう。ニホンズイセンもこの中に入る。 |
ポエティックス群 | 口紅スイセンとその改良種 |
バタフライカップ群 | 副花冠の先に1/3以上の裂け目があるもの。スプリットコロナスイセン |
水仙の育てかた
水仙は鉢植えでも庭植えでも楽しむことが出来ます。球根が残るので、長く楽しむことが出来ます。
水仙の入手方法
球根を購入して鉢植えにします。球根は、夏から秋にかけて出回ります。9月から11月までの間に植えつけましょう。
植え付け方法
9月から11月までには植えましょう。庭に植える場合は、落葉樹の下など、冬に日当たりがよく、夏は日陰になるところが適しています。5~15cmくらいの間隔で、深さは球根が隠れるくらいに植えます。
鉢植えにする場合は、6号鉢で3から5球くらい植えるのが適当です。
水仙の管理
庭に植えている場合は、水やりはほとんど必要ありません。鉢植えでは、乾いたらタップリあげましょう。
花が終わると、たくさんの葉が茂りますが、このとき球根が肥大するので、肥料を与えてしっかり育てます。
夏は地上部がかれてしまいますが、球根は生きているので、6月から7月頃に掘りあげて乾燥させ、秋まで保管します。
水仙の花期
早咲きの品種は12月~2月に開花します。遅咲きの品種は3月~4月くらいに咲きます。
水仙の増やしかた
水仙は球根の分球で増やします。夏に掘りあげた球根を分けて植えなおせば、次第に増えてゆきます。
最終更新日: 2018-08-29 04:53:04