彼岸花の栽培、手入れ、増やしかた
彼岸花の栽培、増やし方、手入れの仕方です。自分用覚え書きもかねて書きました。
彼岸花は日本と中国に分布する彼岸花科、リコリス属の植物です。
中国が原産地で、古い時代に日本へ入ってきたとされますが、詳しいことはよく解っていません。
中国の彼岸花は2倍体、日本の物は3倍体で、日本の彼岸花は花は咲いても種は出来ません。なので球根で増えます。
彼岸の頃は川岸や畑の畦などに群れて咲き、美しいものです。
嫌われた彼岸花
子供の頃は、彼岸花はとても嫌われた存在で、「花をむしると家が火事になる」と言われ、恐ろしい花だと感じていました。
全国的にも嫌われていたようですね。
彼岸花には毒があり、この毒を利用してねずみなどを避けるため、墓地へも植えられたそうです。
それで嫌われることになったのでしょうか?田んぼの畦に植えられるのも、モグラなどに穴を空けられ、水が抜けるのを防ぐためだといわれます。
彼岸花の入手方法
最近は彼岸花も園芸店で扱っています。秋にツボミの鉢が出回るので、これを購入します。畦に生えているものを分けてもらうのもよいでしょう。
5月くらいに葉が枯れると、球根が露出します。たくさん生えているところでは球根がおしくらまんじゅう状態で浮いているものがあります。こうした球根を抜き取って育てましょう。
バケツ一杯に取れた彼岸花
フリマアプリのメルカリや、ヤフーオークションをチェックしてみると、球根が販売されていることがあります。こちらから購入するのもよいと思います。
ちなみに私も、増えすぎた球根を掘り出して、メルカリに出品したことがあります。
2Kg、約60球入りで2300円に設定しました。
彼岸花の育てかた
球根は浅めに植えます。深く植えると、浅い部分に新たな球根が形成され、2段になってしまいます。日本に古くか自生しているものなので、あまり世話をせず、放置しておいても大丈夫です。
秋の彼岸の頃に花だけが咲きますが、葉は冬に出て、冬の間成長します。雑草が生えたら取り除いて、日光によくあたるようにしてあげましょう。私の場合は、落葉樹の根元に植えています。
夏は木陰で保護され、冬はたくさんの日光を浴びることが出来、好都合です。
冬の間、あまりに乾燥する場合は水をあげます。肥料は1月に1回、少量を撒いています。
彼岸花の花期
9月に開花します。
彼岸花の増やしかた
彼岸花は球根で増やします。同じ場所に数年栽培していると、球根が増えますので、球根を分け、植えなおします。
株分けの時期は葉が枯れた後が原則ですが、友達は花が終わったのち、葉の出る前にしているとのことです。
白花彼岸花
シロバナヒガンバナと呼ばれるものは、園芸品種です。自生はしていません。鐘軌水仙とヒガンバナを掛け合わせたものです。
赤い彼岸花と混植すると、紅白の花が咲いて美しいのですが、開花時期は微妙にずれるので、紅白同時に満開は残念ながらうまくゆきません。
白花ヒガンバナは数年前から育てていますが、赤い花のものより増える速度が遅いです。
最終更新日: 2018-08-08 09:32:32