浴衣風の洋服
浴衣のように見えるけど、ワンピースのような着かたができる洋服を作ってみました。前回作ったシャツの型紙を流用して作りました。
前回作ったシャツ
丈は腿まであり、体にピッタりに作ってあります。背中にチャックをつけていて、胸のボタンとチャックを外して
着ます。
浴衣型洋服の設計
前回のシャツを改造します。
衿周りはボタン楽天 をやめ、和服のように左右の身頃を重ねます。重なった部分にはポケットを付けるようにしました。
袖はそのままにします。こうすると和服には見えませんが、上から羽織をかぶって和装らしくします。
腿から下はまっすぐ伸ばして足首までの高さにします。前身ごろは2重にして左右それぞれ片側づつ後身頃と縫い合わせます。
文章で書いてもわからないので、完成した服を載せると、こんな感じ。
浴衣型洋服の出来ばえと着心地
ズボンに比べると、下半身の通気がよい分、とても涼しく感じます。
着物のようにはだけないのもいいですね。かなり気に入ったので、部屋で着ています。
ちょっと気になるのは、白っぽい生地で作ったので、下着のように見えること。
袖も和服っぽくすればよかったなと思います。猛暑になったら薄いもので上から羽織るのは辛いです。かといって羽織を脱いだら
かなり変ですし。
なので、まだ着て外出はしていません。
浴衣風洋服の作りかた手順
主な材料:布地1.1m幅のもの4m。背中につけるチャック1m。
まずは布の裁断
後身頃
前身頃上部
袖
前身頃下部
身頃にダーツを入れ、体の線に合わせる
裁断が終わったら、端ミシンをかけ、ダーツをたくさん入れて、体にピッタリ合うように調整します。
浴衣なら前を合わせてピッタリにできますが、この服は布の寸法で合わせます。自分にしっかり合った型紙楽天 で
作らないと変な仕上がりになってします。
身頃の接合
背中にチャックをつけます。いったん仮縫いして左右の後身頃を繋げてから、その上にチャックをミシン楽天 がけしました。
後身頃に前身頃を接合します。肩の部分をミシンで縫いとめます。
衿を縫い付けました。衿の幅は1cmほど。もっと広くしておけばと後から後悔しました。
前身頃の四角い出っ張り部分は胸ポケットになります。
前身頃の下部分は大小2枚構造。あらかじめ二枚を重ねて、腰の高さで縫い付けておきます。
上下の前身頃を縫って接合。
これでほぼ出来上がりです。後は袖をつけて脇を縫い閉じれば完成。
浴衣風洋服の完成
布地
楽天 が大きいので裁断しづらかったり、端ミシンの縫う長さがとても長かったりして作業時間がたくさんかかりました。
平日にたまたま取得できた有給休暇を利用して製作。早朝から夕方まで約9時間かけて作りました。
その後の展開
結局この服は着ませんでした。が、デザインを変更してシャツの上から着るタイプに変更して新しい服に仕立てています。
上は夏服ですが、冬用も作っています。
最終更新日: 2018-07-06 07:56:44