【家庭菜園】我が家の輪作ローテーションプラン
最近まじめに家庭菜園をするようになって、わかってきた重要なことは、やはり「土作り」ですね。
それと、もう一つは作物のローテーション。同じ畑に同じ作物を続けて作れば、連作障害が出てしまいます。
手間ひまかけたのに、うまく育たないのは残念です。
今までは過去の作物の記録をつけてきましたが、今後は計画も立て、連作障害をさけるように考えました。
実績を踏まえて輪作プランを立てる
いろいろ考えてゆくうちに、我が家ではナス科の植物、特にジャガイモがキーになっていることがわかりました。
我が家は日本の温暖な地域にあるので、ジャガイモは春と秋に栽培できます。
トマトやナスなどもジャガイモと同じナス科。
ナス科の植物は1度栽培すればその畑では3年くらいは作らないほうが良いです。
したがって、毎年ナス科の作物を作るには、少なくとも畑を4区画に分ける必要があります。
ジャガイモはたくさん作るので、1回に2区画で作りたいです。
すると、我が家で毎年作るナス科の植物は、ジャガイモ春秋で4区画、夏野菜1区画(ナスとトマト)。合計で5区画。
必要なく区画数は、5×4=20区画となります。これは多いですね。まあ、区画といっても1区画=1つの畝、なのでたいした広さではありません。
この20畝にそれぞれ作る野菜を当てはめてみました。
家庭菜園、畑の輪作表
こうして作ったのが下の輪作計画プランです。
横の1-12の数字は月を示します。縦の1-20までが畝番号。
毎年、畝に割り当てる番号を1つずつずらしてゆくと、ナス科やマメ科など、適切な年数を開けて作ることができます。
春と秋のジャガイモを1区画に減せば、12区画で済みますがその場合、作付けできるほかの作物のバリエーションも減ってしまいます。なので20区画としました。
自分用はこれで良いのですが、もう少し一般的なものはないかと探してみました。
出典はNHKテレビテキスト2014年2月号。
10坪畑用10区画
1 ナス科
2 ウリ科
3 マメ科
4 アブラナ科、アカザ科
5 サトイモ科、ヒルガオ科
6 ナス科
7 ウリ科
8 マメ科
9 キク科、マメ科
10イネ科、アオイ科、ショウガ科
一般的過ぎるけどこんな感じ。実際には1年に1作ではなく、夏野菜の後に冬野菜...となるから、この区割りだとかなりスカスカになってしまう気がします。
人によって作りたい作物の量もあるから、結局のところ畑の広さ、作りたいもの、連作制限期間を考慮して自分で輪作表を作る必要がありそうです。
輪作計画と実際の作付け
もちろん、これは計画なので、そのとおりにはゆきません。苗がうまく育たなかったり、うっかり他の場所に植えてしまったりは、よくあるものです。
計画より大事なのは、やはり実際の記録でしょうね。それから、やっぱり土作りが重要です。
「うちは土作りをしっかりしているから、連作障害なんてないよ」と言っている人のブログも見かけますが、私は輪作もしっかりとしてゆこうと思っています。
野菜の連作制限期間
作物の種類によって、連作出来ない(作ると障害が出る)期間が大体決まっています。
イネ科の作物のように連作障害のない作物もありますが、一般的には下の表になります。この表は主に農協から配布された資料を元に書いています。
連作障害なし | ダイコン、ニンジン、カブ、タマネギ、コマツナ、サツマイモ |
1年間空ける | ホウレンソウ、シュンギク、ネギ、レタス、セロリ |
2年間空ける | キュウリ、ハクサイ、キャベツ、イチゴ、ショウガ |
3年間空ける | スイカ、メロン、マクワウリ、ソラマメ、サトイモ、インゲン |
4,5年空ける | トマト、ナス、ピーマン、ゴボウ、ジャガイモ、エダマメ、エンドウ |
最終更新日: 2018-12-11 09:35:09