洋裁用ロータリーカッターの使い方
洋裁で布地を裁断するには、従来では布専用の洋裁用の裁ちばさみを使うのが一般的でした。
丸い歯の付いたロータリーカッターを用いると正確できれいに切れますので、最近は裁ちばさみ楽天 を使わずロータリーカッター楽天 を使う人が増えています。
また、自炊用に雑誌の裁断に使う人も多いみたいですね。
私も最近はロータリーカッターを愛用しています。
洋裁を始めるときに購入した裁ちばさみは、最近でほとんど使っていません。
ロータリーカッターの利点
ハサミを使って裁断すると、どうしても布を持ち上げる必要があります。
洋裁用のハサミは下側が平らになっていて、持ち上げる量が少なくて済むように工夫されていますが、0ではありません。
持ち上げるときにずれてしまったりして、断ち位置に誤差が出てしまいます。もちろん、慣れた人なら美しく切れるのでしょうけれども、私には無理です。
ロータリーカッターは、カッティングマットに布をおいた状態で歯を押付けて切るので、誤差が出にくいのが特徴です。
布の裁断に必要なもの
ロータリーカッターだけでは布を切ることが出来ません。そのまま使うと机に傷をつけてしまいますし、カッターの歯も傷つきます。
専用のカッティングマット楽天 を敷き、その上に布を広げて切ります。
カッターマットは図画工作用の小さいものからありますが、私のお薦めは「出来る限り大きいもの」。
私の場合、クライムキさんのカッティングボードLを愛用しています。60cm×90cmの特大品です。買って持ち帰るのに苦労しました。
この大きさなら、男物のシャツくらいまで、はみ出さずにカットできます。
ボードには方眼の線も引いてあり、これも大変使いやすいと感じます。
真直ぐカットするための定規も必要です。ロータリーカッターは比較的直線を引きやすいのですが、あったほうがずっと便利です。
歯がなまってきてしまったときに備えて、替え刃も用意しておきましょう。切れにくいなと思ったら早めに取り替えたほうが気持ちよく使い続けられます。
ロータリーカッターの欠点
布をカッティングマットに置いて使うことが原則です。ですので布生地に型紙をトレースし、裁断する場面で使用します。
縫った後の布を切るときは普通にハサミで切りましょう。
角を切るの、はロータリーカッターは苦手です。刃先が丸いので、先端がどこまで切れているか、わかりにくいのです。
角は残してカットし、最後に裁ちばさみで残った部分だけ切ると良いでしょう。無理して切ると切りすぎてしまいます。
使い方
写真はオルファカッターのロータリーカッターです。歯の小さいものも販売していますが、大きいほうが直線を切りやすくなります。
歯は通常引っ込んでいて、黒いレバーを握ると出てきます。赤いボタンはロックボタン楽天 。
布の上に定規を置き、ロータリーカッターのレバーを握って、定規に沿って歯を滑らせます。
1回切れるよう、力を加減しながら切りましょう。往復して切ると、切り口が汚くなります。
定規を使って布を押し付け、それに沿ってカットすると直線がきれいに切れるうえ、布がずれません。
切るときは布の下に何か隠れていないか、確認しておきましょう。布と一緒に切ってしまいます。
金属製品があると刃がなまってしまい、切れなくなってしまいます。
カッターの刃は使い続けているとだんだん切れなくなります。定期的に交換してあげるとよいでしょう。
最終更新日: 2020-01-06 07:24:19