男性用原型をつかって自分用のシャツを自作しました
自分用にシャツを縫いました。以前にもシャツは作ったのですが、女性用の原型を流用したのでいまひとつしっくり
しませんでした。今回は男性用の原型を起こして型紙を作ったので自分にしっかりとなじんでくれました。
今回作ったシャツのコンセプト
今回のシャツ作りは、男性用原型を使った新しい型紙楽天 の出来の確認が第一の目的です。
寸法の余裕をなくし、体にぴったりしたものを、敢えて作ることにしました。
丈はかなり長くし、膝の上位まで伸ばしました。これも試行の一つです。どのくらい裾を広げれば着心地が良いのか、見てみたいと思いました。
布の幅が110cmのものが多いので、無駄をなくしてみようという意図もあります。
今回は試験的な意図が多いので、布も「買ったけど後から見るといまひとつ色が気に入らない」物を使うことにしました。
女性のワンピース同様に、背中に長いチャックをつけることにしました。前は首から胸にかけてボタンをつけます。
男性用シャツの型紙の試作
初めての原型なので、まずは紙に縮小印刷して、ペーパークラフトのように組み立ててみました。
たくさんダーツを入れて、体に沿うようにしています。このあたりは基にした型紙
こちら
とおりにしています。
普通のシャツであれば、こんなにダーツは入れず、ゆったりとさせます。
うまくできそうなので、次の工程へ進むことにしました。
実寸型紙の印刷と布の裁断
CADで作った型紙を印刷します。型紙用にA3サイズのプリンターを持っていますが、前後身頃でそれぞれ4枚ずつ、袖に2枚、
合計10枚の紙を印刷して貼り合わせて作りました。いつかはA2サイズのプリンターを買いたいのですが、それはちょっと贅沢かな。
型紙のカットと貼り合わせ作業は単純作業で苦痛です。
布のカットは、ロータリーカッターを使い、布を特大のカッターマットの上において切っています。
ハサミより断然正確に切れるのでお薦めの方法です。今回は服の丈が110cmもあるので、90cmの特大マットに入りきらず、
布をずらしながら切りました。
シャツの縫製
まずは切り取った布に接着芯をつけ、端ミシン処理をし、ダーツを入れます。
後身頃にチャックをつけ、左右の後身頃を連結しました。
前身頃と後身頃を連結。
衿はシンプルなスタンドカラーにしました。
ふと思いつきで、衿の布地を最近作ったパンツの余り布に替えてみました。
衿を付けたら、前身ごろの下半分を連結します。
袖は半そで。こちらにもパンツの残り布を足してアクセントにしました。
脇を縫って裾の始末をしたら完成です。
パンツを合わせて穿くとこんなかんじ。同じ布のハンチングも作ってあるので、服にパンツと同じ布を
入れたことで、統一感が出ます。
試着してみました。
うーんなんだかどこかの制服みたいですね。やはり使った布のの色がいまひとつだったかな。
服は体にピッタリで、サイズの余裕はないのですが、体に沿っているので、
以前作った服の「サイズに余裕はあるけど、なんだか着づらい」感は解消されています。
初めて使った原型ですが、これはとてもよい出来だと思います。
この後いろいろアレンジしてシャツをいくつか作ってゆく予定です。
最終更新日: 2017-08-21 10:16:19