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トタンの波板に亜鉛塗料を塗って補修(DIY)

7年前に作った小屋のトタン屋根、波板がかなり錆びてきました。補修のためにペンキを塗り直しました。 耐久性を考えて、普通の塗料ではなく、常温亜鉛メッキ塗料(ジンクリッチペイント) を塗ることにしました。

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ジンクリッチペイント(亜鉛塗料)とは

亜鉛を含んだ塗料のことです。鉄に塗ると、亜鉛めっき(トタン)と同じ効果が出ます。 亜鉛めっきをすると、鉄が錆びる身代わりに亜鉛が腐食するため、鉄が長持ちします。 しかし、亜鉛が全て腐食してしまえば効果がなくなりますから、鉄が錆び始めてしまいす。
トタンの波板が7年でさび始めてしまったのも、亜鉛が腐食しきってしまったためでしょう。 そこで、ジンクリッチペイントで亜鉛を補給しようという考えです。
楽天でも購入できます。
ホームセンターでも探しましたが、田舎のためか見つからないため、楽天で取り寄せました。

普通の塗料よりも長持ちすると思うのですが...価格はかなり割高です。 しかし、価格以外に塗る作業に使う労力を考えると、耐久性は捨てがたいと思います。
今回の塗り直しには、2日かかりました。普通の塗料の寿命が3年として、ジンクリッチペイントが6年持つとすれば、3年あたり2日の手間を減らせます。値段と手間を考えると、高くてもよい塗料を使うべきと思います。

トタン屋根補修の手順

7年前に建築した蜂舎の屋根楽天 の状態です。。
蜂舎の屋根 トタン波板の錆

かなり錆びてしまっていますね。実は1年以上前に気付いて、塗りなおそうと塗料も購入しておいたのですが... なかなか塗れずにいました。やっと塗る時間ができたと思ったら、この1年でだいぶ錆が増えてしまいました。
塗り直しは早めにしたほうが、結局手間もかからずに済みます。次回は錆の浮き始めた段階で早めに塗ろうと思います。
ワイヤーブラシで錆落とし

塗料を塗る前に、錆落としをします。ワイヤーブラシで丁寧に落としてゆきます。 上の写真、右が錆落とし後なのですが、ワイヤーブラシでは完全に落ちてくれません。仕方ないのでこのくらいのレベルで我慢しました。
錆は浮いているけど、まだ錆は進行しておらず、強度的には全く問題ない状態でした。
亜鉛塗料

塗料の口を開けたところ。常温亜鉛メッキ塗料は色もあいまって、泥みたいな印象です。
塗装中のトタン波板 塗装の済んだトタン波板

刷毛を使って塗ってゆきます。コツは塗り伸ばさず、「塗料を置いてゆくように」塗るのだそうです。 塗って1~3時間ほどで乾燥するとのことでしたが、天気がいいので15分くらいで表面は乾燥してしまいました。
屋根を塗っていて下りられなくなる笑い話がありますが、早く乾くので、 最初のうちにハシゴ周りを塗っておき、乾燥した頃に全部塗り終わるようにしました。 最後は乾燥した塗料の上で作業できたので、無事降りることが出来ました。

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屋根を塗り終えた蜂舎

屋根を塗り終えたので記念写真。きれいになって気持ちも晴れ晴れです。

私が購入した塗料は5Kg入りで、2度塗りで10平方メートルとありました。2度目は後で塗ることにして、残りの塗料は炭焼き小屋楽天  に塗ることにしました。
こちらの方が後に建てたので、まだ補修は要らないかなと思っていましたが...意外にも錆が浮き始めています。
このくらいの段階で塗りなおしたほうが、錆落としの手間がかからず、早く終わりそうです。

亜鉛塗料の塗装面積

5Kg入り、2度塗りで10平方メートル塗れるとありましたが、 結局1度塗りで20平方メートルくらい塗れました。ほぼ仕様とおりでした。
2度塗りを推奨しているので、もう5Kg購入して、後日仕上げ塗りをしたいと思っています。

その後の状況

ペンキ塗りは2012年4月に行ったのですが、6年後、2018年には下の写真のようなさび状況になっています。
さび止め塗装後6年目

まだ塗り替え時ほどのひどさではないのですが...そろそろ塗りなおした方がよさそうですね。

最終更新日: 2019-02-27 08:00:55

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Author: Tomoyuki Ito

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