瓢箪を乾燥させる方法
自分で栽培した瓢箪を加工して使うためには、まず乾燥させる必要があります。瓢箪の処理方法について紹介します。
方法は大きく分けて3つあります。
1、穴を明け、水につけて中身を腐らせたのち乾燥。これが最も一般的。
2、そのまま乾燥。中身が入ったままなので振るとカラカラ音がします。表面は薄皮がついたまま。
3、中身を酵素で分解してから水につけて乾燥。1に似ていますが、匂いはありません。
水につけて中身を腐らせる方法
収穫した瓢箪の中身を取り出し水につけて中身と表面の薄皮を腐らせ、取り除いてから、乾燥させます。
一般的には、収穫した瓢箪の蔓の付いていた部分に穴を明けます。
穴は直径10mmくらいのドリルで開けるとよいでしょう。暖かいうちに水に漬けるのがコツです。涼しくなると、いつまで待っても腐ってくれません。
植え付けが遅れると実の成熟も遅れ、なかなか固くなりません。そのうちに涼しくなって処理ができなくなるので、遡って栽培の開始時期も考慮しておきます。
頃合いを見て水から引き揚げたら、きれいに洗って干します。中の果肉だけでなく、外側の表皮も腐って剥け、きれいな表面になります。
しかしこの方法、とても臭いのです。素手で作業すると手を洗ってもなかなか匂いが取れません。
腐った液が衣服に付着すると、洗濯が大変になります。
近所迷惑にもなりますので、気をつけて作業しましょう。ヒョウタンを入れたポリバケツは、迷惑にならない場所に保管します。
捨てた中身も強烈な悪臭を放ちますので要注意です。
自然乾燥する方法
収穫した瓢箪をそのまま軒下などにおいておくだけ。手間がかからず、匂いもありません。中身を取り出さない利用方法であれば、これで良いかもしれません。
さらに手抜きをするのなら、収穫せずに栽培していた棚でそのまま放置して乾燥させる方法もあります。
しかし、この方法だと表面の薄皮がはがれないので、見た目はあまりよくありません。
酵素で中身を溶かす方法
ひょうたんごっこという商品を瓢箪の中にいれ、これに入っている酵素で中身を溶かし出します。穴はあらかじめ明けておきます。これなら匂いはありません。
出したのちはそのまま乾燥してもよいのですが、水につけておき、表面の薄皮を腐らせてから取り除き、乾燥させたほうがきれいに仕上がります。
中身を溶かしだした後であれば、腐らせても匂いはきつくありません。
しかしこの「ひょうたんごっこ
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瓢箪が少なければよいのですが、たくさん処理するにはお金がかかりすぎます。
私の場合は...もっぱら水で腐らせています。臭いがきついですが、水はほぼタダですし、近所と少し距離があるので、自分が堪えられればOKなのです。
最終更新日: 2018-08-03 05:02:59