日本酒合同のしかた
ここで書いている合同とは、ミツバチの飼育方法の手段の一つで、飼育している複数のミツバチの群を一つにまとめることをいいます。
群の女王蜂が何らかの理由でいなくなってしまい、このままでは滅亡してしまう、
冬越しに備えて生き残ることが難しそうな小群を合併させて大きな群にする、ときなどにする作業です。
普通は異なる群をいきなり一緒にすると大喧嘩、殺し合いが始まってしまうため、何らかの対策をして合同する必要があります。
群の間に新聞紙などで仕切りをし、ゆっくりとなじませる方法が一般的だったのですが、最近は日本酒を用いた方法が一般的になってきているようです。
日本酒合同の方法
合同する群を用意し(合同後は女王蜂が1匹になるようにする。)複数の女王蜂を一群にすると、殺し合いになってしまいます。
巣板を一枚づつ取り出し、日本酒を入れた霧吹きで満遍なく日本酒をかけ、合同する巣箱に入れてゆきます。
作業はこれだけ。
異なる群が喧嘩をするのは、お互いの匂いが違うためです。日本酒をかけると鼻が利かなくなる?のか、嗅ぎ分けられなるようです。
日本酒合同に必要なもの
霧吹き、日本酒。
日本酒がなかったので(飲んでしまったので)みりんを使ったこともありますが、みりんでも問題はありませんでした。
日本酒を入れた霧吹きは、使用後早めに洗っておきましょう。
樹脂は一般的にアルコールに弱いので、割れてしまったりすることがあります。
勿論、ガラス製などであれば問題ありませんが、霧吹き穴が詰まることもあるので、洗っておくことが賢明です。
最終更新日: 2017-07-18 08:57:50