トーキョーリョコーその1
仕事で船橋に行くことになりました。テレビの情報では放射能やら余震やら
いろいろ言われているので行きたくなかったのですが...
行けといわれれば仕方がありませんね。行ってきました。
せっかく行くのだからついでに、ってことで少し東京の街をまわってきました。
余裕をみて始発の新幹線に乗ったのですが、ホームはごらんのように雪。
3月も末だというのに、今年はいつまでたっても寒いです。
関が原までの西日本は陰鬱な空模様だったのですが、関が原を越えて名古屋側に
出ると、別の日かと思うほどの良い天気。
東京駅から船橋に向かったのですが、電車の本数がずいぶん減っているのと
駅の構内が節電で薄暗く、エスカレーターも止まっていて、
「ああ、日本って今大変なことになっているんだ」と実感しました。
西日本では入ってくるのはテレビの映像ばかり、地震当日も知らずに仕事続けていたのです。
途中の車窓から、屋根の棟瓦の落ちた家がちらほらと見えました。
「最初はどうしたのだろう」と思っていましたが「ああ、地震か」と気付きました。
このあたり、酷く揺れたのですね。
遠くにスカイツリーも見えましたが、この建設現場にいた人たちはさぞ怖い思いをしたでしょう。
仕事を終えて、都内の宿にチェックインしました。今回は日暮里泊です。
宿のすぐ近くが繊維街なのでいつものように布地を買い込んで帰る算段です。
でも、今日は夕方で繊維街もシャッターを下ろしてしまっていました。
明日は日曜日なので大半の店は休み。ちょっと間が悪いですね。
夜は駅前のアイリッシュパブこちら
でビールを飲みました。イギリスのパブでは定番のフイッシュアンドチップスを食べました。
美味しくてビックリ。
日暮里に来たらまた食べようと思います。
翌日は朝から散歩。
日暮里駅の南側に位置する、千駄木の辺りを歩いて廻りました。
まだお店も開いていないし、人もいないしでのんびり1時間ほどあるいてきました。
布の購入は午後にして、午前中は神田の古本街に出かけることにしました。
ということで山手線に乗って神田駅にて下車。
あれ?!地図に古書店街がない。
そうだ、古書店街は神保町だった。
よく考えたらもう10年以上古書店街には来ていなかったことに気付きました。
えーと、確か以前来た時は水道橋で下車したよなぁ、と以前の記憶を思い出し、
水道橋まで歩いてみることにしました。
山手線高架の壁に生えている羊歯。逞しくてしかも美しいので写真撮影
北上して中央線の高架に突き当たって、左に曲がり、神田川沿いに歩きます。
中央線の高架も煉瓦造りで美しいですね。その向こうには秋葉原のビルが見えていました。
西に歩き続けてお茶の水に到着。交番の横に地名の由来になった名水が出ていました。
さらに歩き続けると...サイカチ坂に行き当たりました。昔この辺りにはたくさんのサイカチの木が
生えていたのでこの名がついたのだと、案内板に書いてありました。
「サイカチの実は豆に似ている」とも書いてありましたが、サイカチは豆科なので、
豆に似ているというより豆そのものなのではないのでしょうか?
そのサイカチ坂に植えられていた樹木は、サイカチではありませんでした。
モクレン科の木?だと思います。
ちなみに私は以前(今も)サイカチの木を欲しいと思ったことがあります。サイカチの実には
サポニンが含まれているので、洗剤の代わりになるのです。
大災害が起こって困ったときとか、大貧乏になって困ったときとかに
サイカチがあれば洗剤代わりになって助かるので、1本植えておきたいなと思っているのです。
この坂の街路樹はみんな接木してあるみたいで、幹が変でした。街路樹って接木する必要があるのだろうか?
最終更新日: 2011-04-01 22:54:09