薪ストーブの使い方(点火方法)
薪ストーブに着火する方法です。
慣れれば簡単に火をつけることが出来るのですが、慣れないと途中で消えてしまったり、煙がもくもく出てしまってうまくゆかないことがあります。
スムーズに火をつける私の方法を紹介します。
点火前の
薪ストーブ
楽天 を上から見るとこんな感じになっています。
前に観音開きのガラス張りの扉があり、横には燃焼中に薪楽天 を追加する扉、ガラス扉の下には新鮮な空気を取り入れる給気口がついています。
火を入れる際には、上の図のように給気口を取り囲むように薪を置いて、真ん中に木端(燃えやすい小枝や木の皮など)を置き、この木端に火をつけます。
着火剤を入れられるよう、また、酸素が下から行き渡るように、木端の下に空洞を作っておくと上手くゆきます。
ストーブの底にたまった灰を掘れば、簡単に空洞ができます。
薪ストーブの暖機
市販の着火材に火をつけ、火箸でもって、しばらく火をストーブの天井を嘗めるように這わせ、暖かい空気を煙突に入れます。
こうして煙突に暖かい空気が入ると、煙突内に上昇気流が生まれ、それにに引っ張られて新しい空気がストーブ内に入ってきます。
新しい空気が常に入ってくれば火がよく燃え、さらに上昇気流が強くなり、火がよく燃える...という好循環が生まれます。
温めたら、着火剤楽天 を木端の下にそっと押し込みます。火は下から上へ燃え移りやすいですから、下から順にに着火剤、木端、割木の順で積まれているとよく燃えます。
火が燃え移ったら、観音扉を閉めます。
状況によっては火のつきが悪く、ストーブの中に煙が充満することがあります。こんな時は横の扉を少し開け、空気を十分に入れるとやがて火が行き渡ります。
開けた扉は忘れずに閉めておきましょう。煙突の抜けがよければ逆流して一酸化炭素中毒になることはありませんが、火の粉が出たりしてあぶないです。
これで火がつきました。この後は薪を横の扉から補給し続ければ燃え続けてくれます。
前面の観音扉は、着火時のみ開けます。運転中にあけると火の粉が飛び散ったりして危ないのでやめましょう。
着火剤について
市販の着火剤があると、とてもスムーズに火がついて便利です。価格も高くはないので、これを使うことをお勧めします。
以前は新聞紙をつかったりしましたが、よく失敗しました。
新聞紙に灯油を染み込ませて使うとうまくゆくのですが、灯油をこぼしてしまったりして危険なので、この方法はやめ、今は着火剤を使用しています。
今使っている着火剤は、蝋状の燃料を樹脂フィルムで封印したものなのですが、これは気を付けないとフィルム部分が溶け落ちて手につき、火傷してしまいます。気を付けましょう。
着火剤を置く位置
私の場合、空のストーブに、まず細かい枝を置き、その上に大きめの薪を載せ、着火剤を下の枝の中に置くようにしています。
所が、先日薪ストーブの講習会に行って話を聞いたら、「着火剤は上に載せたほうが燃料がすぐに燃えないので燃料の節約になりますよ」と言われました。
実際やってみたら、日がすぐに消えてしまってうまくゆきませんでした。置き方が悪いのでしょうか?
最終更新日: 2019-11-11 08:41:13