炭焼き窯の自作方法
ドラム缶を使った炭焼き釜の作り方を図と写真で紹介しています。
友達の友達の人が作った炭焼き窯を参考にして作りました。
ドラム缶炭焼き釜の構造
下の図のような構造です。左は表側から、右は裏から見たもの。
本体はドラム缶
楽天 で、上部に四角い穴をあけておき、木材の出し入れができるようになっています。
焚口は一斗缶を半分に切ったもの。煙突は土管を利用します。全体を土に埋めて使用します。
土への埋め方ですが、私は窯の周りに単管を打ち込んで亜鉛びきの波板で囲み、その中に土を入れることにしました。
写真では地面がありませんが、ドラム缶を地表に置き、
単管
楽天 を1/3くらい地面に埋めて立てています。
茶色く書いたものが単管と波板です。ドラム缶との間に土を詰めます。
内部の構造図
内部の構造を図にすると、こんな感じになります。
焚口は土に埋めずにおきます。煙はNの形を描いて流れてゆき、煙突から出てゆきます。
ドラム缶炭焼き釜の図面
図面にすると下の図のようになります。土管の入手は難しいかもしれませんが、ドラム缶と一斗缶は簡単に入手できるでしょう。現在では楽天でも取り扱っています。
作り方の手順写真
それでは作ってゆきましょう。まずはドラム缶のカット。
マジックで線を引き、ドラム缶内に水を充填してからグラインダーでカットします。
万一、ドラム缶の中に可燃性の物質が入っているとグラインダーの火花で発火して危険です。なので、必ず水を充填します。隣の家のおじさんが教えてくれました。
大きな穴は炭を出し入れするためのフタ、小さな四角い穴は火道、注入口の近くに開けた穴はドレン口
になります。
つづいて1斗缶とグレーチングを切断。これらもグラインダーで切ります。
炭焼き窯の設置をします。炭焼き小屋を建て、その中に置きます。
まずは単管を窯の周囲に立てて打ち込み、波板で覆います。
ブロックを使って焚き口も作っておきます。
波板とドラム缶の間に土を充填し、炭にしたい木を詰め込みます。
フタ(波板)をかぶせ、その上土をかぶせて密封したらたら、これで準備完了です。
炭焼き中の私。一日火を焚いていたら、自分自身が燻製になったような気分になりました。
最終更新日: 2019-10-24 11:10:48