トミー洋裁学院に通い始めました
今更という感もありますが、洋裁教室に通うことにしました。
今まで全部自己流でやってきたのですが、細かい始末の仕方を教えてもらったり、自分以外の人の型紙を作れるようになりたいと考えたからです。
時々「その服売ってください」とか「私にも作って」と頼まれるのですが、今はみんな断っています。
でも将来セミリタイアすることがあったら、自分のデザインした服を縫って小遣いを得るのもよいでしょうし、今勤務している会社がなくなってしまい、困ることもあり得ます。
いざというときの「引き出し」をたくさん持っていることは良いことなので、洋裁の基礎を学んで、人様に着ていただける服を作れるようになりたいなと思います。
トミー洋裁学院へ入学
で、選んだのが「トミー洋裁学院」
選んだというより、男性でも入れてくれるところはここくらいしかないかなと思ったため。
後で先生に聞いたのですが、男性が入学したのは3人目だそうです。
トミー洋裁学院は関西を中心に洋裁教室楽天 を展開しているそうです。創始者は畠山トミコさんという方。
まずは製図を教えてもらうことにしました。
製図科Ⅰ、授業料50000円 授業回数5回、高いような気もしますが、まあこんなもんでしょう。
特許取得の定規を使って原型を書くのですが、確かに早く書けますね。
今回は身頃を書きました。
でも教えてもらったのは書き方で、原理は教えてもらえず。
このあたりはあとでじっくり考えてみます。この作図法、確かに速いのが長所だと思いますが、
応用がきかないかもしれませんね、一長一短といったところでしょうか。
型紙楽天 を書いたことのない人にとっては難しい話をするよりこういう方法のほうがずっと
効果的だと思います。
特許の定規なのですが、興味があったので特許番号から調べてみました・・・でも検索にかからず。
特許庁のHPで検索してやっと見つけました。といってもこれだけ。
出願が昭和45年になっていますから、40年も前の特許なんですね。特許の有効期限は
原則20年なので、もうとっくに切れているはず。特許の内容を検索してみましたが、
まだ電子化されていないようです。というより古すぎて電子化の予定がないのかも。
ちょっと残念です。
洋裁用の定規
探してみたら型紙製図定規の特許が結構ありました。
ベスタイル式定規:これはコピー製品かな?
洋裁用製図定規(特許文書)
洋裁のパターン作成定規及びパターン作成方法(特許文書)
被服の製図作成用器具(特許文書)
男性用の原型製図法
私は男なので、男性用の原型製図方法を教えてくださいとお願いしたのですが...
そういうカリキュラムはないとのことで、断られてしまいました。
男性用の服を自作する人はとても少ないようです。女性用の原型を調整して、男性である私用の原型を製図しましたが、
やはりピッタリとはいきませんでした。
その後の私
仕事の方が再び忙しくなってきたので、洋裁教室には通えなくなってしまいました。
原型型紙は文化式に男性用があったので、これを使っています。
この文章を書いたのは2010年のことですが、その後型紙製図が面白くなり、洋裁CADというフリーソフトを作っています。
6年後に会社を辞めてセミリタイアもできました。
洋裁教室に通った期間はとても短かったのですが、これがきっかけでいろいろできるようになり、良い転機になったなと思っています。
最終更新日: 2018-07-25 04:34:36