ミツバチの人工分蜂のしかたにかんする考察
人工的に三つに分けた巣箱のうち、三つ目の女王がいなくて困っていましたが...今日内検したら王台がたくさん出来ていました。とりあえずは大丈夫そうなのでもう少し様子を見ます。
今回の件で、人工分蜂を効率的にする方法を考えてみました。
飼育しているミツバチは放置しておくと勝手に分蜂してしまいます。
分蜂とは、女王バチが新しい女王を生み、その後働きバチを連れて出て行ってしまう繁殖行動のことです。
蜂の大群が飛来して周りに迷惑をかけかねませんし、コロニーの蜂が減るのでハチミツの収量が減ってしまったりします。
きちんと管理して計画的にミツバチを増やすには人工分蜂が必要になります。
従来のミツバチの人工分蜂
今までの人工分蜂はこんな感じで、
王台の出来た一つの巣箱楽天 を王台付き、女王付き、の2箱に分けていました。
しかしこの方法だと、女王の育成に何らかの理由で失敗した場合に1つは無王群となってしまい、
元の群に再合同するか、王台付き巣板を再挿入する必要に迫られます。いずれにせよ、
この作業には時間がかかるので、失敗している間に群が弱ってしまいます。
女王育成巣箱を用いてミツバチの群を増やす
女王育成だけを目的とする小さな群をいくつか作っておき、そこへ働き蜂を合同させる
ようにすれば、失敗したときの打撃が少なく、女王の交代や、事故等で女王のいなくなった群への
女王の移入もスムーズに出来ます。
洋書の蜂舎の写真を見て思いついた、というか、
多分あちらではこういう方法で増やしているのではないかと思います。
「Beekeeping: A Practical Guide for the Novice Beekeeper Buying Bees,
Management, Rearing, Honey Production/Special Section :
The Beekeeper's Yearly W (Complete Pet Owner's Manual)」より抜粋
で、さっそく巣箱を設計しました。1×6材だけを使って巣板4枚ほど入れられる箱をいくつか作ってみます。
出来れば今年のうちに実行したいです。
最終更新日: 2019-05-27 08:22:47